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マグネシアの王。娘に、ディア。娘の夫であるイクシオンは、親族であったと考えられている。ディアとイクシオンが結婚した後、彼は結納金を受け取るため、テッサリアのラリッサに出向いた。しかし、イクシオンは彼の殺害を企て、エイオネウスを深い穴に落とすと、火を放ち殺してしまった。 それは史上初の親族殺しであった。 |
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またはエイドテエEidothee。 ポルキュスと、ネレイスのプサマテ「海」の娘。 トロイアからの帰途、暴風でエジプトのパロス島に漂着し、凪に悩まされるメネラオスを憐れみ、秘密を明かす父を捉えて何なりと尋ねよ、と教える。 彼は仲間を伴い、正午を見計らって海豹の皮を被り、海豹の群とともに日光浴に訪れたポルキュスに飛びかかる。 ポルキュスは変身術を様々に駆使して逃れようとしたが遂に諦め、帰路や僚友の運命を教える。 帰国したメネラオスは、オデュッセウスの子テレマコスに父の事を語る。 |
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アルカトオスの娘 テラモンとの間に、アイアスを生む。 ヒッポイオノスの娘 オイネウスとの間に、テュデウスとオレニアスを生む。 イカリオスも参照。 ヒッポイオノスの娘(ペリボイア) オイネウスとの間に、テュデウスとオレニアスを生む。 |
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アルテミスの別名。エイレイテュイアは普通、アルテミスとは別の出産の女神として扱われているが、時々混同されてアルテミスまたはヘラのことを指す。 |
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ゼウスとテミスの娘。 季節を司る女神達の一人で、平和の女神。ただし古代においてはアフロディテの一位格であったらしく、その象徴はアフロディテのトーテム鳥である白鳩。この「平和の鳩」というイメージは後世に引き継がれている。 アテナイに幼いハデスを抱いたエイレネの像がある。 *ホーライ参照 |
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アレスとデモニケの息子 娘に、マルペッサがいる。エウエノスは、娘がイダスに連れ去られたのを悲観して、リュコルマス川に身を投げて死んでしまった。以降、その川はエウエノス川と呼ばれた。 セレポスの息子 リュルソネスの王。 ブリセイスの夫であり、息子のミュネスが王位を継承する。 |
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喜び の意。笛と叙事詩を担当。 ストリュモン河との間に、ディオメデスに殺されたトロイアのレソスをもうける。 |
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ゼウスとテミスの娘 季節を司る女神達の一人で、秩序・良序の女神。 *ホーライ参照 |
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エレクテウスとプラクシテアの息子。兄弟に、ケクロプス、パンドロス、メティオン、テスピオス、シキュオン、オルネウス。姉妹に、プロクリス、オレイテュイア、クトニア、クレウサがいる。 その名前は、「器用な・巧みな」という意味。ダイダロスの父。 |
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喜悦の女神 アグライア、タレイアと共に 饗宴と舞踊と、その他社交上の全ての快楽や、高雅な芸術を司る ' 美の3女神 '。 |
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頭に蛇冠を被った物凄く恐ろしく醜い姿をした3人の姉妹神。エリニュスの、げん辞的美称を用いた呼び名。その意味は、「情け深 い者達」「善い心の女神」。女神たちの怒りを買わないよう常にこの名で呼ばれたという。 |
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エウリュス「広さ」の女性形(遠くに飛ぶ女)。 ゴルゴン族のステノー(Sthenno/強い女)、メドゥーサ(支配する女王)と三人姉妹。 メデューサの一件をアテナに抗議し怪物に変えられてしまった。 ミノスの娘。ポセイドンと結婚し、オリオンを生む。 |
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ステネロスとニキッペ、またはメニッペの息子。アルゴリスの王であり、ヘラクレス12の難行は、彼の命令によってであった。 |
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ラケダイモンの娘。 アクリシオスと結婚し、ダナエを生む。 木の精ハマドリュアス オルペウスに愛されたという。 アドラストスの娘 イロスの妻。 クレオンの妻 ソポクレスの『アンティゴネ』に登場。ハイモンという同名の兄弟、メノイケウス、メガレウスを生む。彼女の息子達は全て死の運命に捕らえられ、彼女もまた命を落とした。 |
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クロノスがウラノスの性器を切り落した際、こぼれた血の滴が大地に滴りガイアの中に入り生まれた。 |
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テイアの別名。その名は、「神聖な」という意味を持つ。 |
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不毛の海ポントスとガイアの子、海の3女神。 ティターン神族のクリオスとの間に空圏の神々である、星アストライオス、パラス、ペルセースをもうける。 |
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クロノスがウラノスの性器を切り落した際、こぼれた血の滴が大地に滴りガイアの中に入り生まれた。 |
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アゲイルの娘。フェニキアのテュロス王の娘ともいわれる。 侍女たちと海辺に出かけたおり、あまりの気持ちよさに衣装を脱いで水浴びを始めたところをゼウスにみそめられてしまう。 エウロペが侍女たちと遊んでいると美しい牛が現れる。娘たちは牛を撫でたりしていたが、安心したエウロペが牛の背中に乗ると牛はゆっくりと歩き出した。恐がっているエウロペを乗せた牛は海に入り沖へと泳ぎだすと、やがてクレタ島に着いて牛は真の姿を現す。なんと、牛は天界から地上を眺めていたゼウスがヘラの目を盗むため化けていた姿であった。 そして2人は交わり、ミノス、サルペドン、ラダマンテュウスをもうける。 ゼウスは交わりが終わるとエウロペを残し去って行き、残されたエウロペはクレタ島の支配者アステリオスに助けられて結婚する。 アステリオスが死にエウロペの長子ミノスがクレタ王に即位した。 ヨーロッパはエウロペの名に由来する |
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曙の馬。西風神ゼピュロス(Zephyros)とハルピュイア(Harpuia)のひとりポダルゲー(Podarge)の間に生まれた神馬で、ヘリオスが、地上に光を与える日輪の戦車を引く4頭の神馬の1頭。 |
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曙の女王。風の神達の母 ティターン神族ヒュペリオンとテイアの子。太陽神ヘリオスと月の女神セレネーは兄妹 恋多き女神であるが、アフロディテの嫉妬によりその恋が実ることがあまり無い。 |
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アストライオスとエオスの息子。暁の明星を象徴する神。兄弟に、ゼピュロス、ノトス、ボレアスなどの風の神がいる。ケユクス、ダイダリオンの父。 |
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女神ガイアと奈落のタルタロスの子。上半身が女、下半身が蛇の怪物(悪魔?)。 テュポンとの間に、怪犬オルトロス・地獄の番犬ケルベロス・巨大水蛇ヒュドラ・獅子の頭に蛇の尾と山羊の胴を持つ怪獣キマイラ・蛇の竜女デルピュネ・牡猪の怪物パイアを産んだ。 さらに子のオルトロスと交わり、人頭で獅子の身体のスピンクス・巨大な獅子ネメア・ライオン、竜のラードーン、巨大な蟹カルキノスと神聖なる火を盗み人類に与えた罪として、プロメテウスの肝を喰らった鷲タゲースを生んだ。 |
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アクトルの息子。エウドロス、ポリュメラと結婚する。 |
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ケペウスの息子。テゲアの王だったが、ケペウス、リュクルゴスの後を継ぎ、全アルカディアの王となった。ティマンドラと結婚し、ラオドコスを生んだ。 ペロポネソス半島の所有を巡り、ヘラクレスの息子であるヒュロスと対決し、見事に勝利した。 |
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ニンフ、ヘラの侍女。 ナルキッソスに熱烈な片思いをしていたニンフ。片思いに心を奪われるあまり、ヘラの言いつけを満足になしとげなかったことから、ヘラの怒りを買い、「人に言われた言葉の終わりの文句を繰り返す以外、しゃべれないように」されてしまう。エコー(echo「山彦」)は、ナルキッソスに自分の思いを伝えることもできず、悲しみのあまりやせ細って、しまいには声だけが残ったと言われている。 |
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オイディプスとイオカステの息子 イピスの息子 テバイに向かった七将の一人。その戦いで命を落とす。 |
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ゼウスとイオの息子。ヘロドトスは、エジプトの牡牛の神アピスと同一視した。メミピスと結婚し、リビュエとリュシアナッサを生んだ。 ある時、ゼウスは、イオがヘラに見つかるのを恐れて牝牛に姿を変えてしまった。イオはアルゴスを経由し、エジプトへ至りそこでイシスと名乗った。そこでエパポスを生んだ。嫉妬するヘラによって生まれてすぐに連れ去られてしまうが、やがて母の元へと戻りエジプトの王になった。 |
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ガイアの子。クロノスがウラノスの性器を切り落した際、こぼれた血の滴が大地に滴りガイアの中に入り生まれた。 |
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テバイを攻めた7将の息子達。「後継者」を意味する。デルフォイの神託を受け、父親達の仇を討つためにテバイに攻め込んで勝利した。 指揮者は、アルクマイオン。他の名前は以下に挙げる。ディオメデス、ステネロス、エウリュアロス、プロマコス、テルサンドロス、アムピロコス、アイギアレウス。 |
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イアペトスの子 世界が創造された後、エピメテウスが動物達を、プロメテウスが人間を造った。 エピメテウスは動物それぞれに、爪、翼、牙、脚力と与えていき、最後にこれら動物よりも優れた生物を造ろうとした。 だが、これら以上の生物を思いつかずエピメテウスはプロメテウスに相談する。 プロメテウスは直立する生物を土から造るが、エピメテウスが動物達へ与える贈り物を全て使っていたため、天より火を盗み最後の生物である人間に与えた。 ゼウスの陰謀を知ったプロメテウスは、エピメテウスにゼウスからの贈り物は絶対に受け取るなと忠告したが、エピメテウスはヘルメスからパンドラを受け取ってしまった。 エピメテウスはパンドラと結婚しピュラを得る。 子ピュラ−はデウカリオンと結ばれ人間の祖となった。 *人間の始まりとパンドラの箱 参照 |
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ギリシア神話(Greek&Roman mythology) ヴァンパイア伝説(The Vampire Legend) モルモと共に、ヘカテに使える邪悪な女神の一人。片方の足がロバ、もう片方の足が青銅で出来ているといわれる。姿を自由に変化させることが出来、子供などの血を吸ったり、男と交わって食べたという。エムプーサという名前は、雌カマキリという意味である。 アリストファネスの『蛙』 ロバや美女に化けたりする怪物として登場する。フィロストラトゥスの『ティアナのアポロニウスの生涯』では、フェニキアの女性に化けたエムプーサが、メニッポスを誘惑している。しかし、彼女はアポロニウスに出会ってその正体を見抜かれてしまった。 ギリシア語 恐ろしい形相で現われる吸血鬼を指す。 |
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憧れ・愛らしさ の意。恋愛詩を担当。 |
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アッテイカの英雄。アテナにヘパイストスが言い寄ったとき、アテナはそれを押しのけ、その拍子にヘパイストスの精液が大地に滴り、そこから生まれた。 大地の神ガイアは、エリクトニオスをアテナに渡し、彼女はそれを、絶対に中を見てはならないと誓わせ、ケクロプスの3人の娘に預けた。しかし長いときが経ちアグラウロスが蓋を開けてしまう。中には化け物に近い赤子がおり、あまりの恐ろしさに三姉妹は崖から飛び降り自殺する (生き延びるが)。 アテナは自ら育てる事にし、アクロポリスの神殿でエリクトニオスを実の子のように育てた。 彼は生まれたとき、蛇が巻き付いていたとも、蛇と人間の半分ずつの体を持つといわれた。成人した彼は、クラナオスからアテナイの王位を奪った。死後、アテナイでは蛇の姿をしたものとして崇拝され、パルテノン神殿にはアテナの盾の背後に、蛇の姿として掘られている。彼の息子、パンディオンがその王位を継いだ。 こうしてエリクトニクスはアテナの都アテナイの四代目の王となり、アクロポリスにアテナ神像を建て、毎年、アテナを祭るパンアテナイア祭を催す様にしたという。 ヘパイストスとアッテイスの息子 (伝説は同上記) ダルダノスとバティエイアの息子 アステュオケと結婚し、トロスを生む。父の後を継ぎ、ダルダニアの王となる。 |
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諍い(争い)の女神。ニュクスが独力で産んだ子。アレスとの双子の姉妹。 母同様、独力で多くの子(破滅のアーテ・忘却のレーテ・狂気のマニア・復讐の女神ポイネーと苦痛のアルゴス・誓言のホルコス・飢餓のリモス・殺戮のポノス・労苦のポノスの男神5柱)を産んだ。 ペレウスとテティスの結婚式に招かれなかった腹いせに、最も美しい人にと書いた黄金のりんごを客の中に投じた。そこで生じた女神たちの争いが、トロイヤ戦争へとつながるのである。 |
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(ローマ名、フリアエfuriae _ 英 フリアエ Furiae(Fury) ) 単称では 復讐 を意味するエリニュス。「善意のもの達」という異名を持つ。 正義を司る神。公の裁判を逃れたり、軽蔑する者に対して秘密の針を用いて刑罰を加える女神達。 頭に蛇冠を被った物凄く恐ろしく醜い姿をした三人の姉妹神。げん辞的美称を用いてエウメニデス(善い心の女神)とも呼ばれた。 クロノスが鎌ハルペーでウラノスの性器を切り落した際、こぼれた血の滴が大地に滴りガイアの中に入り生まれた。ゲーゲイネス 地生族 に属する厳格な復讐の3女神。 年老いた姿で肌は黒く、その髪はグライアイのような白か灰色髪、または1本1本がゴルゴンのような蛇である。 その神権は、殺人者に対する報復の代行である。 かつての一族社会というような集団間では、とりわけ血縁者同士の殺人が重罰とされた。 その人数はやがて3人に定まるものの個性的な特徴は無く、それぞれはエリニュスの三身一体に過ぎない。 デメテルやアプロス、ペルセポネなど、女神が一変して怒れる姿を持つ際は、大抵の場合エリニュスと合体したものとして形容される。 アレクト 休むことを知らない女神 ティシポネ 復讐の声 メガエラ 妬みの怒り この神にとって親殺しが一番罪が重く犯罪者を狂気に近い所まで苦しめた。その為、ゼウスでさえこの神を滅ぼすことは出来なかった。 |
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エリュシオンの野、エリュシオン・ペディオン(〜 ΠΕΔΙΟΝ,pedion)。ギリシア神話の楽園。神々の寵愛を受けた者が死後に行く場所で、世界の果てにあり、雪は降らず、嵐も雨もなく、ここの住人は、暖かな西風(ゼピュロス)に抱かれて永遠に平和に暮らすことができる、とホメロスは英雄叙事詩『オデュッセイア』に歌っている。 紀元前1世紀,古代ローマの詩人プブリウス・ウェルギリウス・マロは少し違った見方をしていて、ホメロスの詩ではエリュシオンの野が世界の果て、つまり地上に存在するとされているのが、ウェルギリウスの作品では地底にある冥界の一領域に置かれていたらしい。 |
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テッサリア、ドティオンの息子。もしくは、ミュルミドンのトリオパス王の息子。歴史家であるヘラニコスは、エリュシクトンを「燃えるもの」と呼んだ。 ある時エリュシクトンは食堂を建てるために、ニンフ達が住む、神聖な森の木を切り倒してしまった。木に斧を入れると、そこからは鮮血が飛び散った。それを止めようとした周りの人までも、彼は殺してしまったのだ。森の精霊であるハマドリュアス達は、デメテルに助けを求めた。 デメテルは彼にそれを止めるようにいったが、彼はそれを聞こうとしなかった。怒ったデメテルは、「飢え」を意味する精霊ペイナを彼の元に差し向けた。精霊に取り憑かれたエリュシクトンは飢えに苦しみ、全ての財産を処分して食物を買ったが足りず、メストラという娘も奴隷として売ってしまった。 メストラは何とか父を救おうと頑張り、ポセイドンに姿を変える能力を授けて貰い、狩りをして父の食物を作ろうとしたが、間に合わず。エリュシクトンは自らの体を食べ、死んでしまった。 |
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ポセイドンの息子 アルゴ船に乗船し、ティピュス亡き後、船の操舵を任された。 クリュメノスの息子 父の死に復讐を誓い、テバイを攻めたミニュアス人の王。彼は、テバイを打ち倒し貢ぎ物を贈らせることを約束させた。しかし、冒険中のヘラクレスの怒りを買い、国土を荒らされた。その為、彼の国は退廃し、彼もまた妻を迎えることが出来ずにいた。 そこで彼はデルフォイに神託を問うと、鋤きを新しい石突きに交換するように言われた。すると彼はすぐに結婚することが出来、トロポニオスとアガメデスという息子を授かったのである。 |
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アテナイの伝説的な王。大地から直接生まれてアテネに育てられたという伝説もあるが、通常はパンディオンとゼウクシッペの息子とされる。プラクシテアと結婚し、ケクロプス、パンドロス、メティオン、テスピオス、シキュオン、エウパラモス、オルネウスという息子を生み、プロクリス、オレイテュイア、クトニア、クレウサという娘を生んだ。 ある時、隣国のエレシウスとの間に戦争がおこる。彼はトラキアの王であるエウモルポスに援軍を求めるが、苦戦は続いた。彼はデルフォイの神殿におもむき、どうすればこの驚異から逃れるか神に尋ねた。しかし、その答えは残酷なものだった。誰か娘一人を生け贄に捧げなければアテナイの国は救われないとエレクテウスに告げたのだ。 その予言を聞いた娘の一人クトニスは、自ら進んでその役目を引き受けた。彼女は神に捧げられ、一説によるとその姉妹達も悲観しその後を追ったという。そして、エレクテウスは戦争に勝ったが、その際にポセイドンの息子であるエウモルポスを殺してしまった彼は、ポセイドンの三叉の矛によって突き殺されてしまうのだ。 彼の盟友であり、テッサリアから訪れたクストスがアテナイに訪れ、その死後混乱するアテナイを統治したという。彼の妻は、クレウサとも伝えられる。その後、エレクテウスの息子であるケクロプスに王位を継がせた。 |
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ペルセウスとアンドロメダの子 ミュケナイ国の王 |
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暗闇の幽冥界の神。原初の暗闇・暗黒・深淵の擬人神。創造の源泉である混沌のChaos(カオス)から生まれた最初の神の1人。 エロスの働きで夜ニュクスとの間に光気アイテールと昼ヘーメラをもうける。 また、冥府においての渡し守りカロンもこの神の子である。 オリュムポスの神々に対して反乱して敗れたティターン神族に加担した罪により、メノイティオスは、大神ゼウスにより深淵のエレボスに投げ込まれた。 |
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アレス(ゼウスとの説もある)とアフロディテの子で長子、アンテロス、ディモス(恐怖)、ポボス(敗走)、女神ハルモニア(調和)と兄弟。 恋の神 。英読キューピッドで知られる。 この神は金の矢を持ち、母に連れ添っていた。彼の持っている矢には2種類あって、1つは、その矢に射られると、神、人間を問わず最初に出会った者にたちまち恋してしまう。もう1つは反対に、嫌悪してしまう。 エロスがいつまで経っても大きくならないので、アフロディテはテミスに相談した。するとテミスはエロスが一人っ子ゆえに大きくなれずにいるので、兄弟を作りなさいと助言する。その助言を受けアンテロスが誕生すると、エロスは身体も力も増し成人したという。 * 魚座・キューピッドの恋 参照 |
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ガイアの子。クロノスがウラノスの性器を切り落した際、こぼれた血の滴が大地に滴りガイアの中に入り生まれた。 |
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アエトリオスとカリュケとの間に生まれる。アイトロス、パイオン、エペイオスという三人の息子がいる。オリュムピアから、クレタ人の王クリュメノスを追い払って、オリュムピアを自分の領土とした。 エリスの王と伝えられ、息子達に王位をレースによって争わせ、エペイオスが次の王座についた。 エンデュミオンは、アルテミスに処女の誓いを破らせるほどの美少年でもある。山の頂で寝ていた彼を見たアルテミスは、恋に落ちた。自分とは違い、老いていくエンデュミオンに耐えきれなくなった彼女は、彼を永遠の眠りにつかせた。 それ以降、カリアのラトモス山の洞窟の中に、エンデュミオンは美少年のまま眠り続けることになった。カリアのヘラクレス山の人々は、彼のためにその山に神殿を建てた。アルテミスは、彼と夢の中で交わり、50人の娘を生んだという。 永遠の眠りに就く美少年エンデュミオンは、美の永続性の象徴として、芸術家たちの想像力をかきたてた。 |
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