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妬みの怒り の意。今では、意地悪でガミガミ言う女の普通名詞になった。 ティシポネ(復讐の声)、アレクト(休むことを知らない女神)と共に ' 復讐の3女神 '。 * エリニュス 参照 |
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ピュレウスとティマンドラの息子。ヘレネに求婚し、40隻の船を率いてトロイア戦争に参加した。しかし、その途中に船は難破し、遭難した。 |
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エリュシクトンの娘。ポセイドンに愛され、彼から変身の能力を与えられた。彼女の父はデメテルに呪いをかけられ、激しい飢えに苦しんでいた。なんとか父を救おうとした彼女は、奴隷として何度も売られ父の為に食料を買ったが、遂に間に合わずエリュシクトンは死んでしまった。 オウィディウスによれば、彼女はアウトリュコスの妻である。 |
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コルキス王アイエーテスとイデュメイアの娘。ヘカテを信仰し、伯母にあたる魔法使いキルケから、魔法を教わり、同様に凄腕の魔女になった。 一方、テッサリアの王家の一人イアソンは、王位を継ぐための条件である、金の羊毛を求めてコルキスにやって来た。メディアはイアソンと恋に落ち、メディアはイアソンが金の羊毛を手に入れるために、魔法を使い手助けした。 のちにイアソンとの間に2人の子供をもうける。ところがイアソンはギリシャに帰ると、父を苦しめた叔父を殺し、メディアとともにコリントスへ逃れた。コリントスの王は、イアソンを娘婿に望んだ。するとイアソンはメディアと2人の子どもを捨てて、コリントス王の娘と婚約してしまった。 それを知って怒ったメディアは復讐のために、彼の婚約者(グラウケ)はおろか自分の子供2人までも殺し逃げ去ったのだった。 その後、彼女は祖父のヘリオスの持つ羽のある蛇がひく魔法の戦車に乗って逃れ、アテナイでアイゲウスと結婚した。 *アルゴー探検隊 参照 |
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エレクテウスとプラクシテアの息子の一人。兄弟に、ケクロプス、パンドロス、テスピオス、シキュオン、エウパラモス、オルネウス。姉妹に、プロクリス、オレイテュイア、クトニア、クレウサがいる。 クストスが、エレクテウスの後継者としてケクロプスを推薦した際、メティオンとパンドロスはケクロプスを国外に追放した。その後、子供の世代でも争ったが、ケクロプスの息子達によって、メティオンの一族は国外に追放された。 |
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思慮、助言の女神 オケアノスとテティスの子。その名は「知恵」(細心)という意味。 ゼウスの最初の妻。ゼウスは、彼女の作った薬をクロノスに飲ませ、飲み込んだ神々を吐き出させた。 ガイアよりメティスの生んだ息子は、ゼウスより偉大な王になるだろうと予言され、ゼウスはメティスを飲み込む。結果、ゼウスはメティスの知恵を得た。メティスの子は成長しゼウスの頭よりアテナ女神が誕生する。 |
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支配する・統治する の意。 ゴルゴン族のステノー(Sthenno/強い女)、エウリュアレー(Euryele/遠くに飛ぶ女)の三人姉妹の末子。 その美しさをポセイドンに愛され、クリュサオル(「金の剣・提剣」を意)を身ごもるが、アテナよりも美しい髪を自慢したため(他にアテネ神殿にてポセイドンと密会していた為と言う説もある)に、美しさを妬むアテナ(または海王后アンピトリテ) の怒りを買い全ての巻毛は蛇にされ、その上、メデューサを見たもの総てが石と化すほど身の毛がよだつ恐ろしい容貌に変えられた。 それでもアテナの怒りは収まらないので、ペルセウスに力を貸しメデューサを退治させる。(生来の怪物ではないので、ゴルゴンの中で彼女だけが不死ではない。) ペガソスは首をはねられた時の血潮から生じたと言われる。 アテナに対し抗議した姉2人も怪物(不死身等)に変えられてしまった。 * ペルセウスとメドゥーサ 参照 |
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アトレウスとアオロペの子 トロイア戦争の張本人 トロイア王子パリスによって妻ヘレネを奪い去られた彼は、トロイア城内に侵入後すぐにヘレネの家に行き、 パリス死後、夫になっていたデイポボスを殺しヘレネに剣を向ける。だが、ヘレネの命請に心奪われた彼は、ヘレネを連れ帰り生涯を二人で過ごした。 * パリスの審判とトロイア戦争 参照 |
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クレオンとエウリュディケの息子 下記同名のメノイケウスの孫。テバイ市が七将に包囲されたとき、彼は城壁から龍の洞穴へ身を投げてアレスの怒りをおさめ、市を救った。 予言者テイレシアスは、テバイは「播かれた男子達」の子孫である童貞の男によって救われると予言したいた。 「播かれた男子達」の子孫 クレオン、イオカステ、もしくはアムピトリュオン、アナクソの父である。 |
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イアペトスとクリュメネの子供 ティタン神族の一人。 アクトルとアイギナの息子 アカストスの娘ステネレと結婚し、パトロクロスを生んだ。アルゴ船にも乗船している。 彼はパトロクスが少年の頃に、賭を巡って争いになり、仲間を殺してしまった。家族はプティコアまで逃れ、アルゴ船に一緒に乗船したアルゴナウテスにかくまってもらった。そこで、アキレウスと知り合い、彼に尽くすようになったという。 |
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エティオピアの王 トロイアの戦士 子供時代にヘリオスの炎の戦車に度々乗せてもらっていた為に、 その皮膚は黒くなっていた。 光り輝く甲鎧は鍛冶の神ヘパイストスの手による物である。 トロイア戦争の際、敵軍からアキレウスが現れ二人の対決となる。 アキレウスの母は女神テティス、メムノンの母は女神エオス。 二人の母神は息子を助けてもらおうとゼウスの元に行く。 ゼウスは運命の秤(モイラの下した運命を知る事の出来る秤)で計るとアキレウスの方が上がる。 勝敗は決し、エオスは我が子を抱き海岸で火葬にした。 その様子を見ていたゼウスは憐れみ火葬の煙を多数の鳥に変えた。 その鳥達は毎年ここに訪れ、二派に分け争いメムノンへの供養の為に一派は地に落ち死ぬという。 |
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ナイル河の女神。エパポスと結婚し、リビュエとリュシアナッサを生んだ。 |
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ポルテウスとエウリュテの息子。テュデウスによって、彼の8人の息子は殺害された。 |
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アミュタイオンとエイドメネの息子。偉大なる予言者。アポロンやディオニュソスと関係があり、二人から予言の能力を授けられた。 数々の神話が残されているが、その中の一つに、プロイトスの娘達の狂気を治療したというものがある。イピノエは助けられなかったものの、2人の娘イピアナッサ、リュシッペを助け、リュシッペと結婚した。その間に、アバス、マンティオス、アンティパテスという3人の息子をもうけた。報酬に、王国の3分の1を授けられたという。 |
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オケアノスとアルゲイアの娘。異母兄弟のイナコスと結婚し、ポロネウス、アイギアレウス、イオを生んだ。 |
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アタマスとイノの息子。兄弟に、レアルコス。発狂した母イノによって、釜ゆでにされ、サロニコス湾の岩山から突き落とされて殺された。別の神話では、母イノに抱かれて海へ飛び込んだという。 死後、パライモンという海の神になったという。 |
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歌 の意。挽歌(エレゲイア)と悲劇を担当。 一説にはアケオロス河との間にセイレネスをもうける。 |
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オイネウスとアルタイア、もしくはアレスとアルタイアの息子。カリュドンの王子で、アルゴ船の冒険に参加した。その冒険から帰還すると、クレオパトラと結婚した。 その後、アルテミスが巨大な猪をカリュドンに放ち、それを退治するためにメレアグロスはギリシア中の英雄に呼びかけた。 |
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ヘリオスとクリュメネの7人の娘のひとり アトラスの娘、プレアデスの乙女達 |
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