バザタごのみ

スペース・クリアリング

ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)

  『ガラクタ捨てれば自分が見える』を読んで、そこに少しだけ紹介されていた 「スペース・クリアリング」というのが気になっていたら、 後から日本語訳された『ガラクタ捨てれば未来がひらけるー風水浄化術入門ー』(カレン・キングストン著/小学館文庫)を偶然見つけました。 『〜自分が見える』は、整理整頓に重点を置いて書かれた本だったのですが、 『〜未来がひらける』は、よりスピリチュアルな内容でした。
  家には、それまでそこで起こった出来事のエネルギーが刻みごまれているのだそうです。自分自身のこれまでの思考だけではなく、 賃貸住宅や中古住宅なら、それ以前に住んでいた人々の思考、出来事も刻み込まれているのです。 新たな気持ちになるためにも、すっきり綺麗にしたいじゃないですか。
  私は、どうしてもスペース・クリアリングを実行したくなりました。 まず第一段階として行わなければならない部屋の片付けを始めたのですが、なにしろ物が多かったためと、仕事が忙しくなると思うように進まず 一進一退を繰り返したため、なかなか実現には至りませんでした。
  そうこうするうちに、私は仕事を探さねばならない状態になりました。 求職し始めてから約2ヶ月間、仕事は全く決まらず、お陰様で片付ける時間だけはたっぷりできました。 やけくそ気味に物を処分し始め、押入下段の半分は捨てたんじゃないかと思われたころ、電話が鳴りました。 おもわぬ知人からの仕事の紹介でした。なんと!開いた空間に新たに必要なものが入ってくるということを、身を以て体験したのです。 どんな仕事でもありがたく、頑張らねば、と、働き始めたのですが、その仕事は、私が心からやりたいことではなかったのか、 思ったよりも早く終わりが来てしまいました。
  しかし、紹介してくれた知人のためにも、一旦は雇ってくれ、先の事を心配してくれている方のためにも、 次の仕事が早く決まらないと申し訳ない状況だったため、 私は、部屋の片付けを続けると同時に、毎朝祈りました。これまで、こんなに強く祈ったことはないというほどに祈りました。 すると、不思議なことに、それまで梨の礫だったのが嘘のように、立て続けに3件もの仕事の話が舞い込みました。
  ガラクタ捨てれば未来がひらけるというのは本当なのだ、必要な物は与えられるのだ、 スピリチュアリズムを実践して生きていけばいいのだ、と知った出来事でした。