ある年、ヘリコバクター・ピロリ菌を除菌するために、一週間、抗生物質を飲みました。
さて、その結果、ピロリ菌は無事退治できたのですが、良い腸内細菌まで全滅したのではないかと思われる調子の悪さに悩まされました。
今、思うと、実は当時のストレスが原因だったのかもしれませんが、とにかく調子が悪いのだ〜、とハマタに訴えたところ、
『酵素で腸年齢が若くなる!』(鶴見隆史著/青春出版社)という本があるよ〜、と教えてくれました。
何か一つの物とか、身体のどこか一部をどうこうしただけで健康になるというような話は信憑性に欠けると思っているので、
タイトルを見た時は、どうかなあと思ったのですが、読んでみたら、なるほど、と思いました。「腸管粘膜には全身の八割ものリンパ組織が集まっている」そうで、
ということは、腸内環境が悪化すれば健康を損ねるというのは、あり得る事だな、と思ったのです。
腸内環境を整えるのに良い栄養とは何かというと、
「酵素」だそうです。「酵素は48度以上に加熱し続けると急激に破壊され、60度以上になると活性がなくなってしまう」そうです。
というわけで、果物や生野菜、生魚、生肉を食べると、酵素を摂取できることになります。
以前は、野菜はたくさん食べることに意味があり、生野菜では量が食べられないから加熱した方が良いとか、生野菜は身体を冷やすから良くないのだとか
聞かされ、そう信じていたのに、とにかく生・生・生が良いのだとは…学問は本当に日進月歩なんですね。
逆に食べない方が良い食べ物は、食品添加物や残留農薬は当然のことながら、動物性タンパク質、酸化した油、精製された砂糖…
なかなか厳しい食生活になりそうですが、読んでいると食べたく無くなるようなことが書かれています。
ともかく、できるだけ生食をして、肉魚・市販のお菓子を避けるようにしたわけですが、それで、胃腸の調子は良くなったのかというと、
そう簡単には行かないのです。ここからまた、今度は健康関連本遍歴が始まりました。
余談 この本の中でバザハマが最も気に入っている一文:
実は私たちは、「ちくわ人間」だったのです。