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ユダヤの伝説における夜の天使で、懐妊を司る。女性が子供を身ごもると、その霊魂を神のもとへ連れて行く。そして、その子の性別、美醜などが決定されると、再び地上へ連れ帰り、肉体と一体化させる。 |
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悪魔であるが、詳しいことは不明。悪しき金持ちが死ぬと、背負った籠に、その魂を入れて持ち去る。 |
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偉大な伯爵であり、その下には30の悪霊軍団が集う。 かつては座天使であった。 王の元から財宝を盗み出し、術者の望む場所に運ぶ。 都市を破壊し、人から権威を奪い、過去を知り、未来を読むことができる。 また、人間の恋愛感情を操る。 最初に現れる時はカラスの姿だが、術者の命令によって人間になる。 ソロモン72柱の一人。 |
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- Raguel/Raguil/Rasuil/Rufael/Akrasiel - キリスト教 天界の監視役。 天使たちを見張る監査役という位置にいる。 にも関わらず、ザカリアス法王Zacharyにより、一度聖人暦から外されている。 オリベルOribelとトビエルTobielという堕天使にそそのかされ、「聖者になりすました」故であるという。 他にも四大天使のウリエル、イニアスInias、アディムスAdimus、セミエルSemiel、タブアエルTubaelという天使も、同罪とされた。 これらは、世間の天使崇拝の過熱を押さえるための処置であったと言われている。 ラグエルは、(ラスイルの名で)エノクを天に運んだ天使の一人である。 もう一人は、アナフィエルAnafielというが、資料としては残っていない。 |
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- Rasiel/Ratziel/Gallizul/Saraquel - キリスト教・ユダヤ教 天界の秘密を司る大天使。 ラグエルの別名であるアクラシエルAkrasielも、ラジエルの別名であるという説も有る。 ラジエルとラグエルを同一の天使とする説もあるが、ラジエルはカバリストの支持が強く、性格も異なっている。 大天使ラジエルは天界と地上における秘密のすべてを知り尽くしており、その知識を一冊の書物にまとめたとされる。 書物は、「セファー・ラジエルSefer Raziel」つまり、天使ラジエルの書と呼ばれている。 その内容は1500項目に渡り、世界の謎を解き、奇跡や魔術などを可能にするという。 伝説によれば、ラジエルは、人類の始祖となったアダムにその書を渡したが、やがて天使の手に渡り、やがて盗まれて海に捨てられた。 神は、それを堕天使ラハブRahabに探し出すように命じた。 ラハブはそれを見つけ出し、アダムの元に届けたという。 この書はのちに、エノクが天界のことを綴った書「エノクの書」の参考となり、次にノアの手に移ったという。 さらにアブラハム、ダビデ王、ソロモン王の手に渡ったという。 |
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ラジエルの別名。 カバラのセフィロトの木の、コクマCochma知恵を司る天使。 |
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神に対するモーゼの祈りを、「ザクン」(Zakun) と共謀して妨害したため、火の鞭で罰せられた天使。ユダヤの伝説。 |
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地獄の七君主の1人。その名は、「獰猛な者」を意味する。そもそも、ラハブは、始源の海の支配者であった。天地創造に際し、彼は神の命令に不服を唱え、打ち殺される。悪臭を放つ彼の死骸は、海の底に沈められたが、その後、どういうわけかよみがえり、エジプトのファラオを助けて、ヘブライ人に対する弾圧に荷担した。このため、2度にわたり神に滅ぼされるが、3度復活し、今では、傲慢と驕りの天使として、地獄界に君臨している。 |
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ユダヤの律法博士の呼称。真理としての神に反抗し、永い間魔神と交渉のある魔術師という嫌疑をかけられた。 |
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キリスト教・イスラム教 元素・方角・特性・美徳・風西・理性・正義 ミカエル、ガブリエル、ウリエルとならぶ四大天使の一人。 深い医療の知識があり、エデンの園にある生命の樹は、彼が守っている。 ミルトンの「失楽園」では、サタンの接近をアダムとイヴに忠告する役目を担った。 元々は、ミカエル同様、カルデア人の神格で、当時の名はラビエルLabbielと称していた。 ミカエル、ガブリエルと並び、もっとも有名な大天使の一人である。 「癒しを行う者」「生命の木の守護者」などの別名がある。 彼は、「創世記」でヤコブと力比べをしている。 ヤコブが旅をしていたある夜、何者かが彼とレスリングをした。 その者は、ヤコブに勝てないとみるや、彼の腿の関節を外してしまった。 そして、「夜が明けるので、去らせてくれ」とヤコブにいった。 ヤコブは、祝福をしてくれるよう、彼に頼んだ。 相手は、彼の名前を聞き、「これからお前はイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と戦って勝ったのだから」と言い、去っていった。 文中の「神と人」というのは、天使のことであるとされている。 イスラエル人は、この故事を尊重し、今でも動物の腿の関節の上にある筋を食べなという。 その後、ヤコブは腿を傷めて足をひいて歩いていたが、これを治療したのがラファエルであるという。 また、「トビト書」の中では、アザリアという名の人間に姿を変えて、トビトの息子トビヤに悪魔(アスモダイ)退治の方法を教えている。 天使暦では日曜日を司る。 |
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キリスト教 嫉妬を司るデーモン。 本来はウガリット神話に登場する巨大な蛇。 やがて海に住むドラゴンとなり、デーモンの一員となった。 初め、神は怪物を二頭作ったが、その力の凄まじさに世界が崩壊することを恐れ、ひとつを殺した。 さらに神は、棘のある魚を作り、残ったリヴァイアサンが度を過ぎないよう、戒めとした。 そして、伴侶を殺した埋め合わせに、不死を与えたという。 聖書のヨブ記には、詳細な描写がある。 「力強い頑丈な顎と、歯の周囲には異常な殺気があり、背中には楯が列をなしている。その楯はそれぞれがびっしりと重なり合い、風の入る隙間もないほどだ。この獣がくしゃみをすると、両眼から鋭い光を放ち、口からは火炎が吹き出し、火の粉が飛び散る。鼻の穴からは煮えたぎる鍋のように煙を噴き、喉は燃える炭火のようだ。その顔は威嚇の表情もすさまじく、首は猛威を象徴している。しかも、身体をとりまく筋肉は幾重にも重なり、心臓は石うすのように頑丈だ。彼がひとたび立ち上がれば、神々ですら恐怖のあまり逃げ出してしまう。剣も槍も彼には効かない。鉄製の武器は藁のように思え、青銅も木切れほどの効き目しかない」 「この地上に彼を支配する物はいない。彼はおののきを知らぬものとして創られている。驕り高ぶるもの全てを見下ろし、誇り高い獣全ての上に君臨している」 偽典エノク書ではリヴァイアサンは雌とされ、対をなす雄がベヘモットであり、デンダインと呼ばれる広大な砂漠に棲み、最後の審判を待っているという。 |
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下級の悪魔。地獄で最初の医者であるが、重んじられてはいない。 |
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キリスト教・ユダヤ教 アダムとともに土よりつくられた最初の女性で,彼の妻。 元はバビロニアの大地母神(ベリティリ、もしくはベリリ)で、ユダヤ教典タルムード中にも見いだせる。ユダヤ教に吸収される際にアダムの妻とされた。 カナン人にとっては、バーラトと呼ばれる女神で、ウルから出土した粘土板では、リルラケと呼ばれている。 預言者エレミアの処女の母ベン・シラが語ったと言われる話では,リリスはアダムとの間に多くの悪魔(リリム。女の悪魔、夢魔)を生んだが性的な面でアダムに従わず,のろいの言葉とともに紅海に飛び去って隠れるが,3人の天使が主の命令で捜し出し,毎日彼女の子ども100人を殺すと脅迫する。 リリスは許しを請い,その代りに人間の赤子を苦しめる力を得る。 天使の名まえが書いてある家には近寄らぬことを誓ったので,紀元前7,8世紀のヘブライやカナンの魔除けの呪文にはその記録が残っている。 旧約聖書の注解書ミドラシュには,アダムはピズナイという名のリリス(悪魔)との間に男女の悪魔を生んだとあり,ユダヤ神秘派の教典『ゾーハル』には,深い水底から生まれ出たアダムの前妻とある。 イブがつくられると天使に追放されて男性を憎み結婚を妨げたり,生まれる子どもを殺して魂と肉を食べる夜の悪魔となったという。 リリス伝説が固定されたカバラでは女悪魔となっている。 ユダヤでは4人の悪の母の一人。この伝説は各国に伝播(でんぱ)し,さまざまな特質をそなえて文学に登場しており,ゲーテの『ファウスト』(第1部),D. G. ロセッティの詩『リリス』ではアダムの最初の妻で金髪の美しい誘惑者とされ,G. マクドナルドの長編『リリス』では猫やヒョウやカラスに変身し,子どもを食べる地獄の女王となっている。 彼女を表す花は、生殖魔力を表す百合、リリーlily(もとはハスlilu)であり、この名からリリスという名で呼ばれるようになったと言われる。 百合は女神の処女性を表すもので、その考えがキリスト教に取り込まれて、聖母マリアの花とされるようになった。 自由奔放な性は、豊穣を司る大地母神によく現れるもので、本来は「悪」ではなかったものを、男性上位のキリスト教に取り込まれる時に敬遠され、従順なイヴが作り出されたものを思われる。 |
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地獄帝国の皇帝ルシフェル、君主ベルゼビュート(ベルゼブブ)、大公爵アスタロトという最高権力者に仕える6人の上級悪魔の1人。ルキフゲ(ルキフージュ)は宰相の地位にある。彼にはバエル、アガレス、マルバスが仕えている。世界のあらゆる富や、あらゆる財宝に関する知識をルシフェルから授けられている。 |
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傲慢を司るデーモン。 この呼名は旧約聖書『イザヤ書』14 章 12 節の記述によるもので、初期教父時代から墜落天使の名として用いられた。 天界では熾天使(セラフィム)と呼ばれる最高位の天使の一人で、さらにその中でもトップの地位にいた。 12枚の翼と3つの顔を持ち、神に次ぐ力を持っていたが、神と敵対し、地に落とされてしまう。 この墜落が、新約聖書『ヨハネの黙示録』12 章 7 節に記されたミカエルと竜との闘いと同一視されることもある。 ルカによる福音書の中に、イエスが語ったとされる言葉がある。 「私は、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた」 このことからサタンとは、ルシファーを指す言葉であると考えられている。 ルシファーとは、「光を掲げるもの」「曙の明星」といった意味を持ち、天界にいる時には、もっとも神に愛された者であった。 しかし、神の恩寵を一身に受けていたルシファーは、自分こそ神の座にふさわしいと考えるようになり、神に叛逆し、地獄に落とされた。 ミカエルによって地獄で鎖につながれたルシファーは、1000年間は幽閉されるはずであった。 しかし、彼はすぐに地上に現れ、神への反撃を企てている。 もしくは、彼の地上での姿は幻影であり、実体は地獄にいるとも言われる。 ルシファーの姿は、神の右腕として活躍する大天使ミカエルに瓜二つであるという。 また、双子の兄弟であったとも言われる。 絵画では、ルシファーは暗黒面を強調する為に、姿形はミカエルでありながら、浅黒い肌を持つ。 ジョン・ミルトンの「失楽園」によれば、彼に同調した天の3分の1の天使達も、同様に地獄へ落ちた。 その後、彼は地獄に万魔殿(pandaemonium:すべての悪魔の意)を建設する。ルシフェルは、自らの意志で神に立ち向かったのである。神の予定調和はそれを「サタン」とみなしたが、そこにゾロアスター教などの二元論的な思想を感じざるをえない。 事実、その存在はペルシャ人やエジプト人、中でもカナン人の伝承から強く影響を受けている。 それによれば、明けの明星シャヘルと宵の明星シャレムという双子神がおり、シャヘルは己より高位の太陽神に嫉妬しクーデターを企てたが、失敗して天から落とされた。ルシフェルとミカエルが双子の兄弟とされるのは、この兄弟神の話から来ている。このような、善と悪が双子であ るというズルワニズムは、非常に二元論的だ。「陰」と「陽」の結びつきにより、時間(ズルワーン)そして宇宙を表す。 近代オカルティズムでは、闇の存在アーリマンに対立する存在「オルムズド」を示す名は「ルシフェル」。その存在において、彼は神にも悪魔にも対立する。 ルシフェルは光の存在でありながら、自らの意志で地へと降り立ち、その体を包む光によって、地上の闇を照らし出したのである。 |
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文学 ダンテが、「神曲」に登場させたデーモンの名前。 「怒りのせいで赤い」を意味する。 |
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第1級の魔神でサバトの総帥。下級魔神の長にして、魔術と魔術師たちの総監督。 角は三本で、両耳はキツネ、眼は丸く見開かれてぎらぎらしている。山羊ひげをたらし、尻にも顔があり、魔女はそこに接吻するという。 メランコリックな性格で、常に威厳をひけらかしている。 第一階級の魔神。長身の牡山羊の姿をしており、時に「グラン・ネーグル(大きな黒人)」と呼ばれる。サバトを司る悪魔。 |
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または、ラミエル。幻影・黙示を司る天使。最後の審判において、人々を神の裁きの座へと連れ出す役目を持つ。雷霆(らいてい・激しい雷)の支配者でもあり、堕天使とする場合もある。 |
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魔術 グリモワール(魔道書)の一つ。 実際には、様々なグリモワールを集めたもので、「ソロモンの小さな鍵」と呼ばれることもある。 ソロモンの著作というのは、信憑性がないが、一般にグリモワールと呼ばれる本の中では、高い水準にある。 現在知られている中でもっとも古い版は、17世紀初頭のもので、ありとあらゆる霊の召喚を扱い、ことに「ゴエティア(もしくはゲーティア)」と題される第一部では、ソロモン72霊が列挙され、その様々な力や召喚された時の姿などを記している。 第一部 ゴエティア(ゲーティア) ソロモン72霊について 第二部 テウギア・ゴエティカ 四方のデーモンについて 第三部 パウロの術 昼と夜の各時間の天使と黄道12宮の天使を扱う 第四部 アルマデル 基本方位の天使と四方の高みを支配する霊的存在について 第一部のみが本来の内容であったと考えられる。 他の部分は、写本や刊行の形で別個に存在している。 |
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ソロモン72柱の一人。緑色の衣服をまとい、弓矢をたずさえた狩人の姿で現れる。傷の回復を遅らせる術を授けてくれる。 |
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強い力に満ちた侯爵であり、30の悪霊軍団を持つ。 大規模な戦闘を引き起こし、さまざまな競技を推奨する。 射手によってつけられた傷口を化膿させる。 緑色の衣服をまとい、弓矢で武装した射手の姿をしている。 レラージュに関しても、ゲーティアの他の資料は見当たらない。 その姿から判断して、バルバトスの別名ではないかと思われる。 ソロモン72柱の一人。 |
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天国と地獄の間にある、試練を試すところ。 |
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聖書の、ヨハネの黙示録(世紀末に現れ人々を惑わせる悪魔には、666の数字が刻印されている、と書かれている。)に登場する。単に獣(Beast)ともいう。7つの頭と10本の角を持ち角に10の冠があり、頭には神を汚す名前がついていて、体の全体は豹に似ていて、熊に似た足と獅子に似た口を持つとされている。 古き竜(サタン)と共に現れ、神を汚し、人々に自分たちを拝ませるように仕向ける(仕向けさせるであろう)存在。頭の1つが致命傷を受けても復活させることができるらしいが、最終的には神の軍勢により捕らわれてしまうとされている。 666の数字は人間を表していて、7の頭とは7つの山と7人の王を表し、10の冠は10人の新しい王をさしている。以上のことから666の獣とはある特定の人物あるいは集団を指すものだと思われる。 なお、アレイスター・クロウリーは自分のことを666の獣だと名乗っていた。 新約聖書のヨハネ福音書に登場する獣の数666。 その数字を持つ者によって人々は支配され、その数字を持たぬ者は、物の売り買いなどができない、などとされている。 研究者によれば、それはコンピュータや、バーコード、クレジットカードのことらしい。 666の刻印を持つ悪魔。転じて、サタンの事。 この数が誰を表すものなのか、現在に至るまで論議が横行する。 ナポレオン、ルター、カイザー、ヒトラー、カリギュラ、ネロなどが候補に上がる。だが、エホバの証人によれば、強大な政治組織を指すと主張した。 古代ローマ皇帝ネロが最有力候補に上がったこともあるが、彼の数は「616」で「n」をもう一つ加えなければ「666」にならないという。カリギュラも同様に616だ。 そのために獣の数をネロにこじつけるために、ヨハネ福音書の写本では獣の数を「616」にしているものもある。 1947年に他界したアレイスター・クロウリーは「大いなる獣666」あるいは「To mega therion」という名を好んで著名したが、後者はギリシア語で獣を意味し、ヘブライの数占い体系を使用した場合に文字の合計が666になる。 「666」の数字に当てはまる団体は、イギリスの下院。この機関の人数が666。 |
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堕天した主天使の一人で、「ミカエリスの階級」に登場。 甘い言葉により、人間を恋に落ちるように誘惑する、恋の魅力でもって人間を堕落させる悪魔である。中世のキリスト教において、特に尼僧達や僧侶達にとって情熱的な恋というものは禁忌であった。 聖バシリウスが、彼の敵として名前を挙げられている。 |
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ソロモン72柱の一人。地獄の侯爵あるいは伯爵で、魔術用語の専門家。他人から愛される術や、外国語の知識を授けてくれる。 |
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19の悪霊軍団を持つ偉大なる侯爵で、伯爵。 修辞学を完全に人に教え、よい召し使いや言語に関する知識、友と敵からの好感情を人にもたらす。 怪物の姿で現れる。 悪魔学のテキストによって、その姿はまちまちである。 レジナルド・スコットも、単に「怪物のような姿」と記録している。 ソロモン72柱の一人。 |
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ケルト神話(Celtic mythology) キリスト教の神話伝説(Christian Legends) アイテム(Item) 別に聖なる槍、ロンギウスの槍と呼ばれる。 アーサー王の物語では、復讐の槍と呼ばれて登場することもあり、その場合は別物かもしれない。 カーボネック城(聖杯城)を訪れたパーシヴァルやボールス、ガラハッドの前に聖杯と共に現れる。白い槍でその穂先からは血を滴らせていた。 バリンによる災いの一撃の源となり、ペラム王(ペレス王)に聖痕(スティグマータ)を与え、その後ガラハッドらに用いられ王の傷を癒す。 そこには、キリストの血に対する信仰が見える。 <聖書の中の槍> もともとは『新約聖書』のヨハネによる福音書の部分だけにあり、十字架に架けられて死んだイエス・キリストの死を確認するために、あるローマ兵がイエスの脇腹を刺した槍。 宗教的には、イエスの血に触れたものとして尊重されている聖遺物。イエスに聖痕を与えた武器としてキリスト受難の象徴でもある。 ただし、聖痕はイエスが十字架に架けられた際の、手足に付いた傷だけを指すこともある。 なお、槍の持ち主の兵がロンギヌスと名付けられたのは後世。しかも、槍がイエスの処刑自体に使われたという誤認まで生まれることになる。 このロンギヌスという名前だが、英語のLongと同源のラテン語Longusより来ている可能性が考えられる。この場合、元はただの”長い槍”という表記だったものを、誤って解釈したものと考えられる。 なお、現在ヨーロッパのいくつかの教会には、”槍の穂先”が聖遺物と意味づけられて保管されている。 |
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