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単称はムーサ。 最高神ゼウスとティターン族の記憶女神ムネモシュネとの間の、9人の娘たち。 それぞれに文学と芸術の部門を分けて司る詩歌女神達。 アポロンに伴って彼の聖山パルナッソスとヘリコンの散策を好み、生地オリュンポス山麓の館を住んでいた。 この館には、他にカリテスやヒメロスも住んでいた。 ムーサイはまた、その技でレースモシュネー(悲しみと心配事の忘却)を提供してくれている。 詩人は歌の始めにムーサへの賛辞を述べ、その霊感(Idea) を授かる事で、韻や口上の洗練を望んだ。 鳥の姿になれたほか、母と同じく泉と結びついているため泉のニンフとも近しい間柄にあった。
* 芸術家に霊感(インスピレーション)を与える女神ともいわれる。 |
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ガイアとウラノスの子、ティターン神族と呼ばれる12柱の神々の6柱の女神のひとり。記憶女神 ゼウスと結婚したのち、オリュンポス山の高嶺のそばで詩歌女神ムーサ達(ムーサイ)を産む。 娘たちはムネーイアイ(ムネーメーの複数形)とも呼ばれる。 ムーサイはまた、レースモシュネー「悲しみと心配事の忘却」を提供しており、時に同じ効用をなす、冥府にある忘却の河レテとムネモシュネは関わっている。 冥府にはムネモシュネの泉があり、ボイオティア地方の山中には彼女とレテの泉が並んでいるという。 |
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ローマ神話。ヴォルカヌスの別名 |
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