Greece Rome Myth - ギリシア・ローマ神話 - ▲ 
ケフェウス座 - Cepheus -

ケフェウスはエチオピア国の王で、カシオペア王妃の夫、アンドロメダ姫の父親でもあります。
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ケンタウルス座 - Centaurus -

上半身が人間で下半身が馬の姿をしたケンタウルス族は、乱暴で人々に嫌われていました。

ある日、ケンタウルス族の中でも心優しいフォロスは、怪人ヘルクレスとの酒盛りをしていました。 そこに他のケンタウルスたちが押しかけて暴れだしたため、 ヘルクレスはケンタウルスたちをヒドラの毒をぬった矢で皆殺しにしてしまいました。

仲間たちの埋葬をしていたフォロスは、誤って毒のぬられた矢を自分の足に落としてしまい、 あっけなく死んでしまいました。

ケンタウルス座はこのフォロスの姿です。

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子犬座 - Canis Minor -

アクタイオンは猟犬メランボスを連れて狩りをしていたところ、 泉で狩りの女神アルテミスが水浴びをしているのを目にしました。

自分の裸を見られて怒ったアルテミスは、アクタイオンをシカの姿に変えてしまったのです。アクタイオンは、頭に角が生え全身茶色の毛皮で覆われた自分の姿を嘆き、川に飛び込み帰らぬ人となりました。

この時お供をしていた猟犬メランボスは、何日も何日も川岸にたたずみ主人を待ちます。やがて猟犬メランボスは星になり天の川の岸辺で輝きはじめたと伝えられています。三等星のゴメイザ(涙ぐむ目の意)は小犬の顔にあたり、この星は溢れる涙がキラッと光っているようにも見えて、悲しげな猟犬メランボスの姿が夜空に浮かびます。

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子馬座 - Equuleus -

子馬座は、ヘルメスが双子座のカストルに贈った、ペガススの弟の名馬セレリスの姿だといわれています。
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小熊座 ・牛飼い座 - Ursa Minor --Bootes-

大熊座 参照

牛飼い座は熊にされる前のアルカスの姿であるといわれています。

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コップ座 - Crater -

神話では、酒の神ディオニュッソスの杯とか、アポロン、アキレスあるいはノアの方舟のノアの杯とも言われている。

古代エジプトでは、コップ座が東の空から昇ってくるころになると、満々と水をたたえていたナイル川が、間もなく引きはじめる時期にあたっていたため、シリウスと共に重要視されていた。

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琴座 - Lyra -

たて琴の名手であったオルフェウスは、エウリディケと結婚しましたが、 結婚してまもなくエウリュディケが毒蛇にかまれて死んでしまいました。

オルフェウスはなげき悲しみ、死んでしまった妻を取り戻すために死の国へと向かいました。

オルフェウスの行く手には様々な怪物が待っていましたが、 彼の見事なたて琴の音色で怪物たちはおとなしくなり、ついに死の国の王ハデスの前に進み出ました。

オルフェウスはハデスに妻を返してくれるように頼みましたが、ハデスは聞き入れてくれません。

しかしオルフェウスがたて琴を奏でると、ハデスも心を動かされ、地上に着くまでの間、 決して後ろを振り返ってはいけないという条件で妻を連れ戻すことを許しました。

オルフェウスは妻の手を引いて地上へと続く階段を進んでいきました。

ところが、あと少しで地上というところで、オルフェウスはつい後ろを振り返ってしまったのです。

すると妻のエウリディケはたちまち死の国に引き戻され、 オルフェウスが再び死の国に妻を連れ戻しに行くことは許されませんでした。

悲しんだオルフェウスは、川に身を投げて死んでしまいました。

大神ゼウスはオルフェウスのたて琴を拾い、天に上げて星座としました。

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祭壇座 - Ara -

祭壇座はケンタウルスが殺したオオカミを、生贄としてささげる祭壇だといわれています。
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白鳥座 - Cygnus -

北十字星

レダに近づくために、ゼウスが変身した白鳥

大神ゼウスはスパルタのレーダ王妃に一目ぼれし、白鳥に姿を変えて彼女のもとへ舞い降りました。

レダはゼウスと知らずに、美しい白鳥に近づき、抱きしめて口づけします。 ゼウスの子種はレダの体内に入りますが、その夜、夫のテュンダレオスと交わったため、 レダは十月十日後に2つの白鳥の卵を生みます。

1つの卵からは、英雄として名を残したカストルとポロックスが、 もう1つの卵からは美女ヘレネとクリュタイムネストラが生まれました。

白鳥座は白鳥に姿を変えたゼウスの姿です。

双子のカストルとポルックスは、死後に双子座として天に飾られました。

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ペガスス座 - Pegasus -

ペガススは魔女メドゥーサの血から生まれた、背中に羽を持つ天馬です。

勇者ベレロポンはリュキアの町のイオバテス王に頼まれて、 キマイラという怪物を退治することになり、 ベレロポンはペガススを捕まえてキマイラ退治に出かけました。

キマイラは、頭がライオンで体がヤギ、しっぽが竜という怪物でしたが、 ペガススの助けでベレロポンは苦もなくキマイラを退治することができました。

この後もベレロポンには様々な試練が降りかかりましたが、 ペガススの助けでいつも勝利を収めていました。

いつしかベレロポンは奢り高ぶるようになり、 ついにはペガススに乗って天上の神々の国へ行こうとしました。

これを見ていた大神ゼウスは怒り、1匹のアブを放ってペガススを刺させました。

驚いたペガススはベレロポンを振り落とし、ベレロポンは死んでしまったといいます。

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蛇使い座・蛇座 - Ophiuchus -- Serpens -

アスクレピオスは幼いころからケンタウルス族のケイロンに医術を習い、 死人を生き返らせるほどの腕前でした。

死人が来なくなってしまった死の国の王ハデスは困り、大神ゼウスに訴えました。

ゼウスはいかづちでアスクレピオスを打ち、天に上げて蛇使い座としたのでした。

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ヘラクレス座 - Herakles -

ギリシア神話の英雄ヘラクレス

ヘルクレスは大神ゼウスの息子で、怪力を持つことで知られていました。

生まれてすぐにゼウスの妻ヘーラが送った2匹の毒蛇に襲われたときも、 幼いヘルクレスは両手で1匹ずつ毒蛇を絞め殺してしまったのでした。

しかしヘルクレスはヘーラののろいで自分の妻と3人の子どもを殺してしまい、 この罪をつぐなうために12の大冒険をする事になりました。

長年をかけて大冒険を成しとげたヘルクレスは、後妻のディアネイラとともに平和に暮らしていました。

ところがある日、ディアネイラがケンタウルス族のネッソスにさらわれそうになり、 ヘルクレスはネッソスにヒドラの毒の付いた矢を放ちました。

ネッソスは死の直前、自分の血をヘルクレスの服にぬると幸せになれるとディアネイラをだましました。
しかし、ヒドラの毒で死んだ者の血はヒドラの毒と同じ毒となるのです。

ディアネイラはネッソスの言葉を信じてヘルクレスの服にネッソスの血をぬり、 そうとは知らずにヘルクレスは毒のぬられた服を着てしまいました。 その服はヘルクレスをしめつけ、ヘルクレスは死を覚悟し、 オイテの山の上にまきを積んで火を付けて、自ら薪を積んだ炎の中に身を置き命を絶ちます。

ゼウスは悲しみ、ヘラクレスを天に揚げました。

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ペルセウス座 - Perseus -

勇者ペルセウスはセリポス島に住む魔女メドゥーサを退治しに出かけました。

メドゥーサは髪の毛が蛇の魔女で、 彼女の顔を見た者はすべて石になってしまうという恐ろしい怪物でした。

ペルセウスは途中、女神アテナとヘルメスの神から剣とたてをもらい、 メドゥーサの住む洞穴に着きました。

洞穴のまわりにはメドゥーサの顔を見てしまった人間や動物の石像がたくさん見られました。

ペルセウスは顔を見ないように注意しながら寝ているメドゥーサに近寄り、 たてに映る姿をたよりにメドゥーサの首を切り取ったのです。

メドゥーサの血からは天馬ペガススが生まれ、ペルセウスはメドゥーサの首を手に持ち、ペガススに乗って帰ったのでした。

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矢座 - Sagitta -

矢座は愛の神エロスが持つ矢を表しています。
エロスの矢に射られると、たちまち愛が芽生えるといわれています。

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鷲座 - Aquila -

トロイの国にガニメテという羊飼いの美少年がいました。

天上から見ていた大神ゼウスは一目でガニメテを好きになってしまい、 ゼウスは鷲に姿を変えてガニメテをさらってしまいました。

わし座は鷲の姿に化けたゼウスの姿です。

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竜座 - Draco -

ヘラクレスの11番目の難行である黄金のリンゴを守護する竜。名はセゴヴィア

ゼウスとヘラが結婚する際に黄金のリンゴがなる木をガイアから贈られました。この木のリンゴを食す者には、不老不死が得られました。

ヘラは、アトラスの娘達に決して誰にもリンゴを与えてはならぬ、と、預けます。

娘達は、世界の西の果てヘスペリスに植え、百の頭を持ち眠らない竜に、リンゴの木を守ってもらうことにしました。

後にヘラクレスに殺されて金のリンゴは奪われてしまいますが、長い間リンゴを守護した竜に神は感謝し、天に上げ、北の空にとぐろを巻く竜座としました。


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猟犬座

大熊座 参照
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