辞 典 シルバーの黒ずみの落し方  前頁


つけたまま温泉に入ってしまうと、シルバーが温泉の硫黄と化学反応を起こして硫化銀となってしまう。
他にも、硫黄が含まれている卵の黄身や輪ゴムなどに長い時間触れていると、シルバーは黒ずむ。
空気中にも硫化させる成分が含まれているため、何もしなくても放っておくと黒ずんでしまう性質を持っている。

◇シルバーの輝きをとり戻す方法◇

■シルバー専用または貴金属専用の布をつかう。
■重曹か食塩水をつかう。
■重曹をつかう。
■練り歯磨きをつかう。
■お酢や炭酸水(無糖)をつかう。
■クリーニングの後は


■シルバー専用または貴金属専用の布で磨く

<用意するもの>
□100円ショップのシルバー磨きウエス。
□無印良品の貴金属用布。シルバー専用の布、貴金属用布がある。

研磨剤を含ませてある専用布は、特に平面をきれいに磨きあげるのに便利。
拭くと布に黒ずみが移り、「落ちている!」のが実感できる。
ただし、綺麗になってからも拭き続けていると、硫化している部分だけでなく削らなくてもいい銀まで削り取ってしまうので拭きすぎに要注意!

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■重曹で洗う

<用意するもの>
重曹またはベーキングパウダー、アルミ箔、ボウル、熱湯、中性洗剤、柔らかい布

細かい鎖などがあり、スポンジで磨きにくい場合などにかなり有効。
これは化学変化のようで、傷もつかず、あっという間に綺麗になるのでオススメ。

1.アルミ箔をボウルの内側に敷き、大さじ1杯の重曹またはベーキングパウダーを入れる。
2.ボウルに沸騰したてのお湯をカップ100ccほど注ぎ、アクセサリーを入れて、やさしくかき混ぜると、黒ずみが落ちる。
3.仕上げに中性洗剤で洗い、水でよくすすいで、乾いた柔らかい布で拭けば完了。

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■重曹で磨く

<用意するもの>
水、重曹、布。

1.重曹がペースト状になるまで水を加えて練り、アクセサリーに直接つけて指でこする。
  (指に黒くなったものがこびりつくので準備を!)

  重曹+水で発生する炭酸が汚れを浮かし、シルバーアクセサリーをやさしい粒子で研磨する。

2.水洗いする

3.乾いた布で水分を拭き取り、磨きあげて、乾燥させて保管。

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■練り歯磨きで磨く。

<用意するもの>
歯磨き粉(つぶ塩などの塩分が入っていないもの)、中性洗剤、スポンジ、柔らかい布

細かい部分は歯ブラシを使う。パールなど柔らかい素材をブラッシングしないように注意。
練り歯磨きは、界面活性剤や研磨剤の類が含まれている上に、既にペースト状になっているため、
そのままシルバーのお手入れに使える。

1.練り歯磨きをアクセサリーに直接つけて、指でこする。少し力を入れても大丈夫。
  水で濡らしたスポンジに歯磨きクリームをたっぷりとつけ、アクセサリーを磨く。

2.汚れが落ちたら、中性洗剤をつけてアクセサリーを洗う。

3.水で洗剤をよく流し、乾いた柔らかい布で拭きとり、磨いて、乾燥させて保管。

これらの方法の基本は、汚れをとって研磨剤で磨き、乾燥させること。
硫化した部分を削り取るものなので、傷つきやすい石がはめこまれている場合は、プロの手に任せた方が無難。
ハンドメイドであれば、買ったお店で相談してみるのがいちばん。

普段づかいのちょっとしたものであれば、この手段で注意深く磨いてみては。

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■お酢や炭酸水に浸す。

<用意するもの>
お酢か炭酸水(無糖)

しばらく浸して、水でさっぱり洗い流す。
※パールやターコイズなど、変質の恐れのあるものは浸さないように注意。

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■クリーニングの後は
空気に触れさせないように、アルミ箔で包んでしまっておくか、密封できるビニールの小袋に入れ
……次に使うときまで大切に保存しましょぅ。

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