辞 典 デジカメコトバ |
デジカメコトバ A to Z AE オートエキスポ-ジャーの略で、自動露光の意味。撮影の際に、その環境や被写体に合わせてシャッター速度や絞りの大きさを調整し、自動的に適度な明るさになるようにしてくれる仕組み。ほとんどのデジタルカメラに搭載されている。 AF オートフォーカスの略。ピント合わせがシャッターボタンを押すだけでできる。ほとんどのデジタルカメラに組み込まれている。これに対して手動のピント合わせのことをマニュアルフォーカス(MF)と呼ぶ。 CCD 半導体記憶素子の一種で電化の連続移動ができる。比較的低価格、大容量のメモリとして利用されており、デジタルカメラの観光部分に使用されている。画素と呼ばれる小さな光素子が無数に並んでおり、レンズを通った光学画像を受け取って電子画像に変換する。デジタルカメラの心臓部といってもいいもの。 DPOF デジタルカメラで直接プリント情報を記録するためのフォーマット。デジタルカメラ本体において、プリントする画像や枚数を指定することができる。 EV エキスポ-ジャーバリューの略で、露光量の意味。シャッター速度と絞りとの組み合わせで決まる露光量を数値で表したもの。シャッタースピードや絞りの目盛りの1目盛り分を1EVといって、補正量の単位としても使う。デジタルカメラにおいては、1/2EV刻みや1/3EV刻みで露出補正ができるものが多い。 F値 焦点距離をレンズの有効口径(レンズの直径ではなく光が入ってくる最大口径)で割った値で、レンズの明るさを示すもの。F2.8などと表記され、数字の小さい方が明るいことを示している。小文字の「f」の場合はレンズの焦点距離を表す。 MF マニュアルフォーカスの略で、手動焦点合わせの意味。レンズを手で回転させるなどして調節し、ピントを合わせる。撮影状況によりMFとAFとの切り替えができるカメラも多い。 Pixel 画像ファイルの大きさを表す単位。画面サイズを表す単位である「ドット」に対応している。600×800ピクセルの画像ファイルを、600×800ドットのモニタに原寸で表示すると、ぴったり画面いっぱいになる。 デジカメコトバ あ アクセサリーシュー カメラにストロボを取付ける部分。 ホットシューは、ストロボをシンクロ(シャッターを押すとストロボが同時に発光すること。同調)させるためのコンタクトがあるが、アクセサリーシューは、コンタクトがない。 一眼レフ 撮影レンズを通してファインダーを見ることができる機能のことで本格的な撮影には欠かせない。デジタルカメラでこの機能が付いていない機種の場合、液晶モニタを見て画像構図を確認する必要がある。 デジカメコトバ か カードリーダー 画像を保存した記録メディアを挿入して大量の画像データをスピーディーにパソコンに転送させることができる機器。 記録メディア デジタルカメラで撮った画像を保存しておく媒体。代表的なものにスマートメディア、コンパクトフラッシュ、メモリースティックなどがある。 逆光 被写体の正面に光が当たっていない状態。被写体が太陽を背にしている場合などに起こる。 光学ズーム 焦点距離などを変化させることで被写体を拡大する方法。レンズを通過する前に画像を拡大するので、デジタルズームに比べて、画質があまり落ちずに自然な写真になる。 コントラスト 画像の明暗差、濃淡差をいう。画像の明るい部分(ハイライト)と暗い部分(シャドー)の差がどのくらいあるかを表し、高コントラストとは明暗差が大きく、低コントラストは明暗差が小さいことをいう。 絞り レンズから取り込む光の量を調節する機能。絞りの大きさより被写界深度(ピンとの合う深さ)を変えられることが重要で、絞りを開ける(小さい数字)ほどピントの深さが浅くなる。 デジカメコトバ さ 絞り優先AE AE(自動露光)のモードの一つ。絞りの目盛りを撮影意図に合わせた大きさにセットし、シャッタースピードはカメラのオートにまかせるAEのモードのこと。合わせるピントの深さを考えて絞りを決めて写す方法。 シャッター絞り優先AE 絞り優先AEとは逆に、シャッタースピードを撮影意図に合わせてセットし、絞りをカメラのオートにまかせるAEのモード。 シンクロコード カメラとストロボを同調させるためにつなぐコード。カメラのシンクロ接点に接続する。 焦点距離 レンズの中心からフィルム面までの距離のことをいう。焦点距離が長いと撮影倍率は大きくなり、画角は狭くなる。短いと逆に撮影倍率は小さくなり、画角が広くなる。 スチルカメラ 動画を撮影するカメラをムービーカメラと呼ぶのに対して、静止画像を撮影するカメラのことをスチルカメラと呼ぶ。デジタルスチルカメラと呼ぶ場合もある。 スポット測光 測光モードの一つで、被写体のごく狭い一部分の明るさを測る方法。明暗差の大きい被写体の明部・暗部それぞれを測って、適正露光を決めたり、部分的な明るさに合わせて写したいときに測る方法。 スレーブー 1つのストロボを発光させると、ワイヤレスで別のストロボを発光させることができる機能。その場合、受け手のストロボはスレーブセンサーを内蔵しているか、または、スレーブユニットに接続されている必要がある。 この機能を使えば、ホットシューや、シンクロ接点のないカメラでも、ストロボを同調させることができる。 スローシャッター 遅いシャッタースピードで撮影する場合のこと。一般に1/30秒より遅いシャッター速度をいう。カメラブレの危険性が大きいが、逆に滑らかに撮るため動いている被写体を撮影する際に使うこともある。 単焦点(レンズ) 焦点距離が一定のレンズ。つまり、光学ズームの機能を使えないレンズのこと。コンパクトで、レンズの描写性能がよりといわれている。 デジカメコトバ た デジタルズーム デジタルカメラにおいて、広角から望遠まで調節できる機能のこと。デジタルカメラの場合は、画像の拡大によって望遠効果をだすので、その画像は光学ズームの望遠で撮影した画像に比べて画質が劣る。 動画撮影 デジタルカメラの種類によって動画(映像)を撮影できるものがある。カメラによって機能は違うが、早く動く被写体を撮影する時に利用するとよい。 ドット パソコンのディスプレイでは絵や文字などを点で構成して表示するが、この点のことをドットという。モニタに表示される範囲を表す単位として使われる。15インチモニタの標準は600×800ドット、17インチモニタの標準は1024×768ドットとされている。 デジカメコトバ な 流し撮り レーシングカー・列車・ランナーのように高速で走行する被写体を写す時に、1/60秒程度の遅いシャッター速度でカメラを振って被写体を追いかけながら写すテクニック。背景が流れて写り、動きの速さが強調される。 デジカメコトバ は バッテリー デジタルカメラは電源を必要とし、その電源となるものをバッテリーと呼ぶ。バッテリーには充電池(リチウムイオン、ニッケル水素、ニッカド)と乾電池(アルカリ、マンガンなど)があり、デジタルカメラの機種によっては専用バッテリーしか使えないものもある。 半押し AFカメラのシャッターボタンは、2段階に分かれていて、その1段目のことをいう。半押しをすることでAFが作動してピントが合い、次の2段目を押すことでシャッターが切れる。 ファインダー 撮影する被写体を決めるのぞき窓の部分。AFカメラではファインダーの真ん中にピントを合わせるフレームがあり、半押しをして一旦ピントを合わせ、フォーカスロックのままファインダーをずらし被写体の構図を決めて写すことができる。デジタルカメラの場合、液晶モニタのみで、ファインダーのついていないものもある。 フォトレタッチ パソコンに取り込んだ写真などの画像を修正したり合成したりすること。専用のソフトウェア(フォトレタッチソフト)を使えば、濃度や色の調整はもちろん、特定の部分の変形や、顔のしわを消すといったことまで、さまざまな加工ができる。 ブラケット ホットシューやアクセサリーシューのないカメラにストロボを取付ける時に使用するアクセサリー。 フラッシュ(ストロボ) 被写体の受ける光によって写りを調整するためにカメラから光を発行する機能。デジタルカメラでは自動発光のものが多いが、場所、光の量によっては手動に切り替えて発光を止めたほうがよい場合がある。 ホットシュー カメラにストロボを取付ける部分。 ホットシューは、ストロボをシンクロ(シャッターを押すとストロボが同時に発光すること。同調)させるためのコンタクトがあるが、アクセサリーシューは、コンタクトがない。 ホワイトバランス 通常の撮影では、電灯の光では赤かぶりをしたり、蛍光灯の光では緑かぶりをしてしまう。このような条件下で撮影する場合に、光の色温度に合わせて電気的に補正し、白いものが白く写るようにする機能のことを「オートホワイトバランス」という。最近のデジタルカメラでは、夕日や朝日といった赤みをあえて残したい場合には補正を行わないよう判断する機能を備えているものもある。また、オートホワイトバランスのほかに、ユーザーが任意に光源設定を行えるように、あらかじめ各種光源ごとの固定設定をしている「プリセットモード」や、手動で調整する「マニュアルモード」がある。 デジカメコトバ ま マクロレンズ(接写) 被写体にかなり接近して撮影することのできる機能。花や昆虫を撮影するときなどには便利。ズーム機能を持つデジタルカメラにはたいていこの機能が付いているが、カメラによってその撮影範囲は変わってくる。 デジカメコトバ ら レフ板 反射板のこと。プロのカメラマンなどが、直射日光のもとでモデルなど人物を撮影するときに、銀紙などを張った大型の反射板を用意して、影の暗い部分に反射で光を入れ、明るさを補って整えるのに使う。多少であれば白い布や紙などで代用できるので、覚えておくとよい。 露出 フィルム(デジタルカメラの場合はCCD)に当てる光の量のこと。ほとんどのデジタルカメラでは、露出は自動的に補正されるため、誰でも手軽に撮影することができる。 露出アンダー 明るさが足りず、適度な光量より少ない光量で写した失敗の状態。この状態で撮影した画像は全体的に暗く見にくい画像になってしまう。 露出オーバー 適度な光量より多過ぎる光量で写してしまった状態。このため画像全体が白っぽく写り、コントラストのない画像になってしまう。 露出補正 カメラに入る光量を調整すること。通常は自動補正(AE)で撮影すればよいが、露出アンダーや露出オーバーになってしまうと思われる撮影環境の場合に、露出をマニュアル(手動)で補正するとよい。たいていのデジタルカメラは明るくしたいときにはプラス側に補正し、暗くしたい時にはマイナス側に補正する。 デジカメコトバ |