自分が退職2年程前にフランスから購入された新型傘の教育がありました。
期待を胸に我々は傘整備工場へと向かったのですが、待っていたのは
「なんじゃこりゃ?」
そこにあったのは、フランス軍が購入を中止し、変換される前の品でした。
どういう事かと言うと、従来の軍用傘は主傘が後、予備傘が前の2分割式ですが、フランスの「最新」傘は
スカイダイビングの傘のように後ろに主・予備傘、更にはサイドに救命胴衣が合体しているものなのです。
ですがそこにあったのは新品とはいえ自衛隊のと同じ傘が前・後の分割タイプ・・・。
はて?
答えはすぐに解りました。
日本政府はフランスの余り物を 「新型だ」 といって買わされたのです。
向こうにとっては余剰品を処分出来た上に、いい値段で買いとってくれた訳ですから、恐らくは笑いが止まらないでしょう。
知識の無い日本は 「フランスがよい装備を分けてくれた」 と”素直に”受け止めてしまったのです。
現場を噛まさないからこういう事が起こるんだよ、全く。
ブツブツ・・・。
今後はこういった”あやまち”があらん事を。

(背嚢無し、オイラの後輩。)
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