ヤァヴィス症候群

YAVISはyoung、attractive、verbal、intelligent、successfulの頭文字で「若くて魅力的で言葉をうまく使えて羽振りの良い人」を指す。W.Schofieldによれば、男性の心理療法家はYAVISの女性をクライエントに選びたがる傾向が強いことから、この用語が生まれた。
山あらしジレンマ

親密な人と近くなればなるほど、互いの自我が出て拒絶や敵対の感情が生まれ傷つけあってしまうというという葛藤。もとはショーペンハウエルの寓話。
YG性格検査 - Yatabe-Guilford Personality Inventory -

性格論では大きく分けて、類型論と特性論に分けることが出来、YG性格検査は特性論の影響を受けギルフォードによって開発された。内容は12尺度のそれぞれの量的差異を比べて個々の性格を見るために作られた。YG性格検査は矢田部らによって日本人に適用できるように翻訳したものである。当検査は、抑うつ性尺度、気分の変化尺度、劣等感尺度、神経質尺度、主観的尺度、協調性尺度、攻撃性尺度、活動性尺度、のんき尺度、思考的外向尺度、支配性尺度、社会的向性尺度、の12尺度各10項目の計120項目より構成されている。日本においてはよく使われている心理検査のうちの1つである。
揺さぶられっ子症候群

乳幼児を強く揺さぶると視力などの障害を起こし、最悪な場合は死に至る恐れがある。これは「揺さぶられっ子症候群」といわれ、親に抱かれて強く揺さぶられたり虐待されたりする場合に発症する乳児の病気の一つである。このような症例は、アメリカでは1960年代から被虐待児症候群の一つとして知られていた。脳が萎縮している乳幼児に生じやすく、健康な子どもの場合には少ないという報告もある。日本での報告は少ないが、被虐待児症候群に該当する症例があったという報告もある。激しく頭を揺さぶられると、頭蓋骨の内側にある硬膜と脳とを繋ぐ血管が損傷を受けて出血したり、脳が回転して脳全体が損傷を受けたり脳浮腫を生じて死亡することもある。あやすつもりが、はずみで大きく振ったり、いらいらして強く揺さぶったため このような障害を生じることがあることに留意する必要がある。
夢の臍 - The navel of a dream -

フロイトは、どのように夢を解釈しても未解決のまま残る箇所がある、としてそれを夢の臍と名付けた。ラカン理論でも重要な働きをする。
ユング心理学 - Jung Psychology -

スイスの精神科医C.G.ユングによって体系化された心理学。精神分析に基礎をおきながらも、無意識の性衝動に焦点を当てるよりも、人類共通の普遍的無意識に焦点を当て、現象よりもむしろイメージや夢といったことを扱う。また、童話や神話なども取り上げながら、心の宇宙を解明しようとしている。
予期不安 - Anticipative Anxiety -

現実的理由がないのに不幸が起こるのではないか等漠然と色々な事に懸念を向ける不動性の感情。対象が明確な現実不安とは区別される神経症的な不安。
抑圧

受けいれることができない欲求や衝動、体験を意識に上らせないようにすること。