素晴らしい映画。
悲しそうな姿を見せていた母親にも新しいロマンスが生まれ、もしかしたら^^というエンディング。
やはり映画はできることなら原語で観たいと改めて思う言葉使いの数々。
はじめは話せなかったE.T.が、だんだんと言葉を覚えて行く。
その過程のおもしろさと、最後にE.T.が子供達に別れを告げる時の言葉たちが、みな
劇中にE.T.がどこかで耳にしている言葉であるというあたり、ほんとうに上手くできている。
ガーティの “B good” = “Be good” とかね、言葉遊び的な部分もおもしろい。言葉って深い・・
エリオットの怪我をした人差し指を、E.T.が自身の人差し指で触れて治す、あの有名なシーン。
この時、バックで聞こえるのは、母親がガーティにベッドの中で読んで聞かせる 「ピーターパン」。
死にかけているティンカーベルを前に、
「子供たちが妖精を信じるなら、ティンカーベルは生き返るでしょう
(She says she thinks she could get well again, if children believed in fairies.)」 と呼びかける場面。
これは、E.T.が死んだ時に、エリオットが
「僕は、一生、毎日、君のことを信じるよ。
(I’ll believe in you all my life, every day.)」 と言い、E.T.が生き返る場面と呼応している。
E.T.は原作では植物学者ということになっていて、地球の植物を集めに来てたのね。
最後にガーティから鉢植えの花をプレゼントされ、任務は果たされた。
|