アキラ  年/日本/COLOR/ min  
原題 AKIRA  監督   製作   音楽   撮影監督  
第3次世界大戦後という舞台背景で日本の新首都ネオ東京を舞台に繰り広げられる。
◇ 余談 ◇
 アキラのキャラクターはアニメ映画『西遊記』(東映動画)にでてくる小鬼の"小龍"というキャララクターをイメージ。小龍の憂いを含んだ表情が好きでアキラを子供にしようと決めたときから参考にしたいと考えていたらしい。"アキラ"という名前は某無名映画助監督の"何某アキラ"という人物から取ったらしい。
 チヨコは、元々おじさんが入る予定で、オジサンのまま原稿の下書きまでは行われたが、オジサンだと普通すぎでつまらないと考え急遽チヨコを作り上げた。
 金田の本名は"金田正太郎"、鉄雄は"島鉄雄"。鉄人28号そのまま。鉄人28号を操縦する少年の名前が"金田正太郎"。そして、28号を作った博士の息子の名前が"敷島鉄雄"。アキラが実験体ナンバー28号である事は鉄人28号の28を取ったのかも?! また、鉄雄の祖父がプロジェクトの被験者だったという設定もあるのだそうだ。
 金田のバイクは、あまりキチンとした設定がなかったらしく、イラストごとに毎回少し違っている。映画の宣伝用展示物として原寸大の金田のバイクが作られたが、キャンペーンでイギリスに行ったときに行方不明になったらしい。イギリスのマニアが所持しているという噂も??
 TOPにある画像は、連載時の第49回から第69回まで使われていた「アキラ」と描かれたタイトルロゴを寝かせただけのもので、第54回に使われたものをマネてみたもの。漫画家の平田宏氏制作。
最初観たとき、その内容と映像は強烈なインパクトで脳裏に焼きついた。何度か見ていると、ストーリーはわかっているので視界に余裕が出てきて、前とは違う所に目が行くようになって、些細な部分までこだわりがあるんだろ〜なぁ〜の、どんどん新しい発見がある。「成田山のステッカーは絶対必要だよね?!」とか (笑)。

2/5 2003
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E.T. 年(年公開)//カラー/分
原題 製作・監督・脚本 脚本   撮影
少年と宇宙人の友情。両親が離婚して孤独を感じている少年が宇宙人と出会い、 心を交わし別れることによって成長し、両親の離婚を受け入れ乗り越えていく
素晴らしい映画。 悲しそうな姿を見せていた母親にも新しいロマンスが生まれ、もしかしたら^^というエンディング。 やはり映画はできることなら原語で観たいと改めて思う言葉使いの数々。 はじめは話せなかったE.T.が、だんだんと言葉を覚えて行く。 その過程のおもしろさと、最後にE.T.が子供達に別れを告げる時の言葉たちが、みな 劇中にE.T.がどこかで耳にしている言葉であるというあたり、ほんとうに上手くできている。 ガーティの “B good” = “Be good” とかね、言葉遊び的な部分もおもしろい。言葉って深い・・ エリオットの怪我をした人差し指を、E.T.が自身の人差し指で触れて治す、あの有名なシーン。 この時、バックで聞こえるのは、母親がガーティにベッドの中で読んで聞かせる 「ピーターパン」。 死にかけているティンカーベルを前に、 「子供たちが妖精を信じるなら、ティンカーベルは生き返るでしょう (She says she thinks she could get well again, if children believed in fairies.)」 と呼びかける場面。 これは、E.T.が死んだ時に、エリオットが 「僕は、一生、毎日、君のことを信じるよ。 (I’ll believe in you all my life, every day.)」 と言い、E.T.が生き返る場面と呼応している。 E.T.は原作では植物学者ということになっていて、地球の植物を集めに来てたのね。 最後にガーティから鉢植えの花をプレゼントされ、任務は果たされた。
「ボクハ ココニ イルヨ」 E.T. 
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イマジン 1988年(2000年公開)/アメリカ/カラー/104分
原題 IMAGINE - JOHN LENNON -   製作・監督・脚本 アンドリュー・ソルト  脚本 サム・イーガン  撮影 ネストール・アルメンドロス
オノ・ヨーコ私蔵の200時間に及ぶフィルムとビデオを編集し、新たにショーン・レノン、ジュリアン・レノンなどといった親近者によるインタビューを交えて編集したドキュメンタリー。ジョン・レノンの生涯、少年時代から衝撃の死まで。
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ピンク・フロイド / ザ・ウォール 1982年(2002年公開)/イギリス/95分/カラー/ビスタサイズ
原題 PINK FLOYD THE WALL  監督 アラン・パーカー  製作 アラン・マーシャル/脚本:ロジャー・ウォーターズ  撮影 ピーター・ビジウ/音楽: ピンク・フロイド  アニメーション ジェラルド・スカーフ  出演 ボブ・ゲルドフ/クリスティン・ハーグリーブス/ジェームズ・ローレンソン/ジョアンヌ・ウォーリー/ジェニー・ライト/ボブ・ホスキンス  提供 日本ヘラルド映画
   
脚本は、当時のピンク・フロイドのリーダー、ロジャー・ウォーターズ。'79年発表のベストセラーアルバムである「ザ・ウォール」を、「『ピンク・フロイド/ザ・ウォール』の芯はロジャーの心の叫びであり、彼の狂気だ。」と語るイギリスの鬼才アラン・パーカーが映画化。時間と空間、現実と悪夢の境界線が見えないまま、主人公ピンクの様々な苦い記憶が迫りくる。 ... 父親の戦死により母から溺愛され、学校では教師から虐待と仰圧を受け、ピンク少年は、自らの感情に“壁”を築いていく。成長しロック・ミュージシャンとなり、結婚もしたが、自己への疎外感、果てしなく続く社会への断絶感が彼を襲い、孤独と妄想と悪夢の世界を彷徨う。やがて、彼は彼の " 壁 "と共に悲劇的な運命をたどってゆく。主人公ピンクの狂気と苦悩、幻想の世界を、全27曲のピンク・フロイドの音楽とアニメーションを交えた圧倒的な映像で描く。主演はバンド・エイドで知られるボブ・ゲルドフ。撮影は『父の祈りを』『トゥルーマン・ショー』のピーター・ビジウ。
 
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エス  年/ /COLOR/ min
原題 es  監督   製作   音楽   撮影監督   主演
   
精神的な人体実験の映画。想像してたつもりだけど、内容的には実際キツかった、人間の極限状態での本質を叩き付けられたような ... でも、役柄が記者(ちょっとトム・ハンクスっぽい?)と軍人(この人の演技、無機質で好きだった)である必要性が薄かったよーな?! 最後にもうひと展開あるかな〜とか思ってたのだけれど。「たとえば無人島へ行ったとして」の話を思い出していた。観て良かったと思うけど、後味は良くないでしょう、それでも欲してしまうカンジ ... わかるかなぁ(苦笑)。観終わったあとにメイキング見たから嫌なものがスーッと抜けて救われたよーな、映画を沢山の人たちで真剣に作ってる雰囲気は面白かった。

2/6 2003
 
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エトワール  年/ /COLOR/ min
原題 etoiles  監督   製作   音楽   撮影監督   主演
バレエを生きる。それは愛より強い想い。
 
劇場で見逃してしまってやっと観れた(泣)。パリ・オペラ座の過酷で究極な美を求める者たちの情熱的で官能的な舞台裏。どんなに過酷なのだろうということばかりに興味が向いていたけれど、そこには辛さよりも、舞台に立てるその一瞬を手にするためには他のすべてを犠牲にしてでも何にも替えがたい、どんなに陶酔出来ることであるか、そのために今の努力は自分の自信となる大切な時間であるという力というか希望みたいな、大きな不安と隣り合わせの、でも明るく強い芯を持った人たちの姿があった。エトワール達は、多数出演していた群舞の人達と比べて、明らかに顔つきが違っていたのが印象的だった。パリ・オペラ座の看板を背負うと言う事は、華々しくもあり、またそれだけ大きな重圧と日々戦っているのだろうと思った。きっと、これはどんな世界の成功者にも共通することだろう。見ているうちに無心になって身体を動かしたくなって一緒に踊りの真似事をしていた。身体が温まってじんわり汗をかくって気持ちいい! またやりたいな、バレエ、まだやれるかな。ちょびっとだけ、ストイックになりたくなる。

2/8 2003
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