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ニオペはテバイの女王。レトと子達の祭りの際に、 レトは2人しか子を得ないが、 私は14人の子を得ている等々とレトを侮辱した。 天界で聞いていたレトはあまりにもの屈辱に、 2人の子に相談すると、 2人は母の屈辱は私達の屈辱ですといい地上へと降りていった。 そして次々とニオペの息子を矢で射ぬいていった。 王は悲しみ自殺をしてしまい、 ニオペは娘達と死骸に寄り添っていたが、 息子達が殺されても私にはまだレトより多くの娘が沢山います。 と口に出した途端、 次々と娘達は倒れていった。 最後の一人になった時、ニオペは己の罪の重さを知ったが遅く、 最後の娘も倒れ、ニオペは悲しみのあまり動かなくなった。 やがてニオペは岩になり、岩からはまるで涙のように水が滴り落ち続けた。 |
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勝利の女神。翼をもった女神の姿は、後の天使のイメージの原型となった。 スポーツシューズ・メーカーの「ナイキ」は、「ニケー」の英語読み。 |
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大神ゼウスにさえ恐れられ、尊ばれた夜の女神。 全ての創造の源泉である混沌のカオスから生まれた最初の神の1人。万物の始まりの物語の中で、夜の女神ニュクス・大地母神ガイア・海の女神テティスの3女神が、世界の母、万物の母として、大きな役割を果たしている。 兄弟のエレボスと交わり、光アイテールと昼ヘーメラが生まれた。 一方で、独力で、悪に根ざす諸々の神々を産んだ。不和(争)のエリス・戦場で死をもたらす悪霊ケール・三死神である不平(非難)のモモス・運命のモロス・死のタナトス・愛欲のピロテース・欺瞞のアパテ・老醜のゲーラス・不和(争)のエリス・夢のネオイロス・黄昏の娘たちヘスペリデス・苦痛のオイジュス、眠りの神ヒュプノスを生んだ。 またゼウスに見初められ、後に絶世の美女ヘレネの母となる。人間の思い上がった無礼な行為に対する憤りと罪の女神ネメシスを生んだ。彼女は極西の地の果てに住み、ゼウスの治世と世界形成の助言者であり、洞窟の中で予言を行っている。 ニュクスから誕生した諸々の神々の子孫は、この世界に様々な災いの因を蒔いていった。 黒ずくめの衣をまとうとも、黒い翼持つ鳥とも呼ばれている。 エウボイア(Euboia)島には、ティテュオス(Tityos)を奉った洞窟がある。 |
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ニュクテウスの娘。カドモスの息子で、テバイの王ポリュドロスと結婚し、ラブダゴスを生んだ。ポリュドロスの死後、彼女はまだ幼かった孫の摂政として活躍した。 |
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テバイの王。クトニオスの息子。兄弟にリュコス。2人は、プレギュアスを殺害した罪で追放され、ヒュリアに移り住んだ。ニュクテウスには、ニュクティスとアンティオペという2人の娘がいる。 |
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