一般に、GNPと国防(軍事)費は国力に反映されると言われています。
中でも軍事費の場合、最新兵器に目が向けられてしまい、実際の兵の錬度というのは見落とされがちです。
用は金持っているからといって一流では無いという事です。

これは自分の勝手な推測ですが、その国の安定度は軍隊の生活にあると考えております。
というのは、切羽詰った状態では当然日夜訓練を重ねる訳ですし、国が大変でも軍隊がのほほん・・・なんてのは普通ありえません しね。

ただ、ここの国は少々事情が違いますが・・・。

最近では、先進国の軍隊は営内生活の近代化が進んでいます。
バラック(掘建て小屋)に2段ベッドなんてのは遠い昔、今では演習場の廠舎ぐらいでしか見かけません。
自衛隊も同じくでして、今の隊舎は鉄筋コンクリート、一部屋4人、ベットは平積みが当たり前です。
自分が入隊した時までは新兵は2段ベッドでしたが、基本が終わり、新しい隊舎に移動した時にはシングルに変わっていました。
因みに、現存のベッドはフランスベッド、下宿なんかで使っている下手な布団より寝心地が良く、かえって腰を痛めるくらいの品でした。

ロッカーも一人一つ、靴箱も同じして大型共用から家にあっても可笑しくない様な立派なボックス型に変わり、これで個人個人の敷居があれば 完全な個室に近いくらいの品が導入されています。



(瞑想の図>ヲィ‘‘‘。)



大抵営内にはテレビや冷蔵庫が有り(これは殆ど個人の共用品だった)、課業前・後には普通の家の茶の間の如く明るさを振りまいてオリマス。
ただこれには難点が有り、ゲーム好きが集まると暇な時間は一日中ゲーム大会となり、関係無い人間もその渦に巻き込まれます。
自分の時は部屋全員がサッカーゲームに夢中になっており、馬鹿声で「ゴール!」なんて叫ぶので全く興味の無い自分には苦痛でした。
文句を言いたかったのですが、営内班長や部屋の先任士長も一緒になってやっているので口出し出来ませんでしたが。


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