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   高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク メールマガジン 「ムルキョル」
 
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このメールマガジンは高等学校韓国朝鮮語教育ネットワークが発行しています。
掲載内容に関するお問い合わせやメールマガジンに対するご意見等は、末尾に
記載されたネットワークの事務局まで、メールまたはファックスでお送りください。
 
@+@+ [今号の目次] @+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@      
 
 [1] 西日本ブロック交流会: 8月25日
 [2] 東日本ブロック交流会: 9月28-29日
 [3] 天理大学朝鮮語科教員免許取得講座を終えて
 [4] 「韓国語でノジマ」プログラムの今後
  ・お知らせ【全国研修会の開催迫る】
  ・ネットワークがめざすもの
 
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ネットワークでは、1999年8月の設立以来、会報を2回発行しています。2000年
2月と2001年4月です。その後、ブロックごとの定例会を行いながら、ネットワーク
全体に関わる教員免許取得のための大学講座開講や「韓国語を学んで韓国に
行こう」プログラム、地域ブロックごとの事業の運営に追われ、会報の発行がとど
こおっていました。
 
この度、印刷物として会報を発行することを止め、メールマガジン(MM)として
発行することにし、その第1号をお届けすることになりました。身近な会報となる
よう、みなさんのご協力をいただきたいと思います。授業記録、他のメンバーに
質問したいことなどメーリングリスト(ML)に投稿願います。それらをもとに、MM
を編集したいと考えております。MLに登録していない方には郵送いたします。
                               
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  [1] 西日本ブロック交流会:8月25日
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 ○8月25日 ○於大阪府立阪南高校 ○参加者13名 
 
【内容】
▽韓国国際教育振興院主催の語学研修プログラム(7月24-28日)
 韓国朝鮮語を受講している高校生(全国から27名)がソウルに語学研修。圧倒
的に好評だったのは、後半の2日間、韓国の高校生の家にホームステイしたこと。
「もっと話せるようになりたい?っ!!」
 ⇒参加者の1人・金未亜君の文章、「国際文化フォーラム通信」10月号に掲載  
▽ソウル大学の教師研修(8月5-17日)
 韓国国際交流財団主催、韓国朝鮮語の高校教員20名が参加。連日9時から
18時ごろまで、土日は語学堂見学などみっちり研修。教授法・評価法などの講
義、教材「好きやねんハングル」を使った模擬授業・講評など。「100%韓国語漬
けの世界」だったとか……
▽教材「好きやねんハングル」の今後の作業予定 
 年内に改訂作業を終え改訂版を来年4月に発行、500円で販売予定。2004年
4月に「本版」を発行予定。 
▽ネットワーク全国研修会の授業実践報告
 西日本ブロックから、李兪知さん(大阪府立西成高校)が報告することに決定。   
▽天理・神田外大の講座の状況(⇒ [2] の記事参照願います)
▽次回の例会
 10月27日(日)13時? 大阪府立阪南高校
 
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  [2] 東日本ブロック交流会:9月28-29日
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 ○9月28-29日 ○於仙台白百合学園 ○参加者21名*
    *東北13名、関東信越7名、関西1名
 
【内容】
▽活動報告(神田外大の特別講座、「交流語彙集」ほか)と参加者の自己紹介
東日本ブロックでは地方の会員の親睦、拡大のために今年から地方でも交流会
を開いている。今回は6月の安曇野交流会に次いで2回目。今回は初参加者が
多かった(11名)だけでなく、仙台を中心とした韓国朝鮮語教育関係者のネット
ワークづくりなど、新しい動きが感じられた。
 
【フィールドワーク】
 9月29日には希望者がフィールドワークに参加。安重根の看守を務め、敬服
するに至った千葉十七(ちば とおしち 1885-1934)の菩提寺、大林寺へ。
 
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  [3] 天理大学朝鮮語科教員免許取得講座を終えて
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現在、全国で160校余の高校が韓国朝鮮語の授業を営んでいる。韓国朝鮮
語を学校教育の中に隣国の当たり前の外国語として定着させ、発展させる
ために解決すべき課題がいくつかある。実用性のある教科書、学習のめやす、
教授法や教材等、そして韓国朝鮮語の教員免許の問題である。
 
兵庫県下では14の高校で韓国朝鮮語授業が行われているが、私の知る限り
教員免許を持って授業をしているのは1校だけで、私も含め他の教員も「臨時
免許」で行っているのが現状であり、全国的な実状でもあると聞いている。
 
在日2世の私が母国語である「朝鮮語」を学んだのは、奪われた民族の魂を
取り戻す営みでもあった。「朝鮮語にも教員免許があるのか」、私自身もそう
思っていた。「免許なしでも教えることができる取るに足りない教科」などと、
「朝鮮語」を蔑み、軽視した言葉を聞いている。ここに見られる「朝鮮語」の姿
が日本社会のなかで蔑まれ疎外されてきた在日韓国朝鮮人の姿とだぶって
映るのは、私だけであろうか。
 
「高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク」が避けて通れない課題として教員
免許取得問題が持ち上がったのは2000年3月であった。これを実現するため
のプロジェクトチームを中心に可能性を探り、多くの人の努力によって天理大
学の講座が実現の運びとなり、今2年をかけ無事終えることができた。ネット
ワークの願いに誠意をもって対応してくださった天理大学関係者の英断に今
一度感謝申しあげたい。
 
受講生31名が2年間の講座を終え、朝鮮語科教員免許を取得する運びとなる。
決して少なくない人数である。日本の教育界にかつてなかった画期的なでき
ごとである。二夏、延べ36日間、寝食を共にし1日約8時間の集中講義を受け
た全国の仲間たち──誰とはなく「戦友」と呼びあっていた。このつながりを
もとに「戦友」の活躍が期待される。                (方政雄)
 
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  [4] 「韓国語でノジマ」プログラムの今後
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 ○2002年3月9-10日 ○於横浜市野島青少年センター
 ○参加 高校生16校31人(日本側)、18人(東京韓国学園)、留学生、教員
 ○目的 韓国理解のきっかけを作る(日韓文化交流基金)、
       韓国語を学ぶ生徒に韓国語を使える機会を与える(ネットワーク)
 
▽昨年に続き「韓国語でノジマ2」が行われた。韓国人留学生の指導のもと、
グループごとに日韓の生徒が合同で劇を演じた。「金の斧と銀の斧」のような
韓国語劇「うそつき」を6つの班で競った。
▽この行事を通じて、高校生どうしが知り合うことができた、日本に同じような
韓国語を勉強している仲間がいることがわかったなど、双方の参加者にとっ
て有意義なものであった。
▽2004年以降は日韓文化交流基金の事情により中止となった。ネットワーク
としては、新しい視点でこの行事を発展的に継続させたいと考えている。
 
@━━[お知らせ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━@
 
【全国研修会の開催迫る】 11月23日と24日、鹿児島市でネットワークの全国
研修会を開催します。参加を希望される方は南日本ブロックあるいは事務局
までメールでお申し込みください。申し込み期限は10月末です。
 
@━━[ネットワークがめざすもの]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━@
 
高等学校韓国朝鮮語教員ネットワークは、1999年8月に結成された任意団体
です。日本の高校における韓国朝鮮語(「韓国語」「朝鮮語」「ハングル」など
の総称として用います)教育に関心ある人々が参加する全国ネットです。高校
や大学の教員、語学学校や市民講座の講師など、韓国朝鮮語の授業を担う
高校教員とそれを支える人々がこのネットワークを運営しています。
 
高校で韓国朝鮮語の授業を担う教員は非常勤講師が多く、生徒の募集や授
業の維持も周りの教員や教育委員会などのサポートがなければできません。
その授業をさらに普及させるためにはより広範な人々の理解が求められます。
 
関西や西日本地域の教員が蓄積した高校の韓国朝鮮語教育の教授法や授
業開設の歴史を重んじつつ、90年代以降、東日本や南日本ブロックの高校
で行われている授業実践例を取り入れて、多様な事業を展開しています。
言語学や語学教育的な取り組みだけに限らず、ことばとその授業実践を中心
に広く人々がネットワークに集まっているとも言えます。
 
全国が同じ活動をするのではなく、日常的には三つの地域ブロックが2-3か月
ごとに定例会を開きながら、独自に活動しています。ネットワークとしての一体
感を確認するのは、年1回の全国的な集まりや各ブロックまたはネットワークが
運営する次の事業を通じてです。
 
 ・高校生のための韓国朝鮮語『好きやねんハングル』試用版制作
   (西日本B 1999-2003年)     
 ・「高校生のための交流語彙集」作成 (東日本B 2000-01年)
 ・韓国語でノジマ:東京韓国学校の生徒と高校生の1泊2日の合宿研修
   (2001年、02年) 日韓文化交流基金の事業に企画段階から参加
 ・韓国語を学んで韓国へ行こう:ソウル4泊5日の語学研修旅行
   (2001年、02年) 韓国国際教育振興院の高校生ソウル招聘事業に
   企画段階から参加
 ・韓国語教員研修プログラム:ソウル大学が運営する2週間の教師研修
   (2002年、03年*) 韓国国際交流財団の事業に企画段階から参加
    *実施予定
 ・韓国朝鮮語の教員免許取得のための夏季集中講座開講への働きかけ
   天理大学(2001-02年)と神田外語大学(2001-03年)の講座に企画
   段階から参加
 
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高等学校韓国朝鮮語教育ネットワークに参加を希望する方は、所属を希望する
ブロックの代表宛にメールするか、事務局宛にファックスでお申込みください。
 
 東日本ブロック(北海道、東北、関東甲信越)
   太田剛、武井一 
 西日本ブロック(北陸、東海、近畿、中国、四国)
   梁千賀子、左美和子 
 南日本ブロック(九州、沖縄)
   山下敏裕 
 
 編集発行: 高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク (JAKEHS)
     Japan Association for Korean-language Education at High Schools 
 事務局:  財団法人国際文化フォーラム内(担当:小栗)
 
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  高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク メールマガジン「ムルキョル」
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このメールマガジンは、高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク(JAKEHS)が会員
を対象に発行しています。会員の授業記録や質問したいことなどを、JAKEHSの各
ブロックが運営するメーリングリストに投稿願います。それらをもとにホームページ
と連携した編集をめざしています。
@+@+ [今号の目次] @+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@      
 ・お知らせ【ブロック交流会】
 [1] 鹿児島で全国研修会: 2002年11月23-24日
 [2] 西日本ブロック交流会: 2002年12月23日
 [3] 『好きやねんハングル』(試用版)の改訂
 [4] 韓国国際交流財団主催・ソウル大学の教師研修プログラム
@+@+@+ お知らせ @+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@+@
【東日本ブロック交流会】
 ○期日 2月2日(日)午後1時から5時 終了後、懇親会あり 
 ○会場 韓国YMCA(JR総武線・都営地下鉄三田線の水道橋駅、徒歩5分)
【南日本ブロック交流会】
 ○期日 2月15日(土)
 ○会場 熊本県立菊池農業高等学校
【西日本ブロック交流会】
 ○期日 3月1日(土)および2日(日)
 ○会場 岡山(詳細未定)
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  [1] 鹿児島で全国研修会: 2002年11月22-24日
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 ○2002年11月22-24日 ○於鹿児島県立鹿児島東高校、開陽高校ほか
 ○参加者 約50名 
【内容】
▽鹿児島東高校・開陽高校での授業参観(11月22日)
▽全国研修会
  【11月23日】実践報告:
   ユンミギョンさん(佐賀県唐津商業)
   イユジさん(府立西成高校)
   「好きやねんハングル」改訂作業の報告
  【11月24日】JETプログラムの韓国語ALT(語学指導助手)をめぐる状況:
   ・プログラム全体の参加者約6千名に対し韓国からの国際交流員とALTを
    合せて60数名。韓国語ALTは4名(大阪・長崎に1名ずつ、鳥取に2名)
   ・自治体主導のため、学校現場に韓国語ALTの意義が十分浸透していない
   ・学校環境に応じた教材や資料等が不足している
     大阪府の取り組み: 教材作成→「多様化推進事業」の地域指定
      2002年12月、阪南で授業見学、1月20日、大阪外大で授業見学
      教材集を増刷・CD・ラミネート絵カードを作成して各学校に配布
▽2003年度の全国研修会         
 鳥取を候補地の一つに拡大交流会・全国研修会を検討することにした
▽ブロックの地域区分変更
 これまで南日本ブロックに属していた中国・四国地方、西日本ブロック配属に
▽年会費の改訂
 年会費は従来どおり 3,000円、ファミリー会員 1,000円、学生会員 2,000円
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  [2] 西日本ブロック交流会: 2002年12月23日           梁千賀子
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 ○2002年12月23日 ○於大阪府立阪南高校 ○参加者18名 
【内容】
▽全国研修会のまとめ・報告
 ⇒[1] を参照ください           
▽「好きやねんハングル」の改訂作業
 12月24日に試用版の改訂版を印刷入稿。ワークシートと指導書の作成。
注文冊数のとりまとめ:2003年1月初め。1冊500円で頒布。
▽HP:西日本ブロックのページ作成
 12月24日、兵庫県立尼崎工業高校にて学習会
▽メーリングリストの管理者:方政雄さん(継続)
 南日本から西日本ブロックに移動した会員、鄭養淑さん(島根)、真鍋和人さん
(愛媛)、李菊枝さん・廉和善さん(広島)、登録済み
▽朝鮮語を学ぶ生徒の事例
 「しんどい状況」の生徒について知りたい。朝鮮語の授業を通じて変化した生徒
の事例を出し合う。どんな実践を通じて変わったのか、メールでも情報交換する。
▽安山女子情報高校の生徒ホームステイ受け入れ
 昨年7月の韓国国際教育振興院主催の語学研修プログラムでソウルのホーム
ステイを手配してくれた安山女子情報高校の生徒と教員のホームステイ受入れ。
▽初級者のための「話してみよう韓国語」西日本大会に参加しよう
 期日: 3月8日(土) 応募締切り 1月25日
 参加資格: 初級レベルの高校生以上
 審査員長:油谷先生
 主催: 関西韓国文化院    
 会場: 大阪国際交流センター 
▽西日本ブロックの拡大交流会の開催(予定)
 日程案: 交流会後、MLで検討が続き、3月1-2日(1泊2日)の予定になった
 企画: 新メンバーを交え親睦をはかる
      鳥取県のALT2名(キムジニ・ シムジェヒョン)の状況を知る
      ビデオを見ながら報告(任喜久子・キムジヒョン)
     実践交流
      【例1】ハングル検定の利用: カンヨンジャほか)      
       2種類の検定について知る。検定試験を周知する必要がある
       ハングル検定を進路開拓*に使う(カンソンリュル)
        *大阪産業大学で推薦事項に採用することになった
      【例2】広島から実践報告: 広島の廉和善さん・菊枝さんと相談。
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  [3] 『好きやねんハングル』試用版の改訂まで           康龍子
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「『好きやねんハングル』改訂版ができるまで」と題して、編集メンバーの一人
康龍子さんに1999年の「学習のめやす」チーム発足から、ことし1月の改訂版
発行にいたる足かけ4年の歩みをまとめていただきました。
『好きやねんハングル』改訂版発行までの道のり【学習のめやす作り?改訂版作成】
授業で使ってみて...帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の国際科での韓国語の授業実践
以上の見出しでまとめてみました。詳細は、以下のアドレスでご覧いただけます。
http://www.iie.ac.kr/~jakehs/sukihan.html
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  [4] 韓国国際交流財団主催・ソウル大学教師研修プログラム 左美和子
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 ○2002年8月5日(月)?17日(土) 70時間(講義18H、模擬授業と実習52H)
 ○主催者  韓国国際交流財団  ○研修機関 ソウル大学言語教育院
 ○参加者   高校教師14名(教諭6名、非常勤講師8名)、大学・民間
         学校講師 6名 計20名(修了者18名、一部参加 2名)
▽研修内容
・研修前にメーリングリストで授業の概要や模擬授業の割り振りなどが流され
(結構大量)、それに基づいて予習をしておく。(研修前後の連絡はメーリング
リストで行われるので、韓国語でのやり取りに慣れる必要あり)
・午前中は講義、午後から実習(指導教員による模範授業→研修員による
模擬授業→評価・反省)
・模擬授業は西日本ブロックで作成した「好きやねんハングル」を使い、教授
法別で行った。ソウル大学の先生方に日本の高校の現状を知ってもらうという
意図もあって、「好きハン」を使った。
・国際韓国語教育学会への大会参加、Field work (韓国の町や博物館で調査
したことを設問用紙に記入し、授業で発表)、懇談会(研修内容や「好きハン」に
ついて討論)などの活動もあった。
【講義科目】
国内外の韓国語教育の現況、韓国語の特質と歴史、韓国語と韓国文化、言語
教育方法論、韓国語と日本語の対照論、韓国語教育課程論、韓国語教材論、
標準語と正書法、授業資料の製作および活用法、遠隔教育論(コンピュータや
インターネット等で学ぶ韓国語)
【実習科目】
韓国語発音教授法、韓国語文法教授法、韓国語語彙教授法、韓国語聞き方
話し方教授法、韓国語読み方教授法、韓国語書き方教授法、韓国語評価法、
韓国文化と現場(field)学習
▽感想
・ 授業は9時から4時45分までだが、5時過ぎまですることがほとんど。授業後も
連絡などで6時頃まで残ることも少なくなかった。その後で、洗濯など日常生活
も営まなければならず、ゆっくり予習復習をする時間が取れなかった。休日も
学会参加やフィールドワークがあって休む暇がなかった。
・ 全て韓国語での授業(聞くのも発言するのも)なので、理論面が弱いとか、韓国
語に自信がないと言う方は、事前に予習をしておくといいと思う。
・ せっかく韓国へ来たのだからと、研修期間に他の用事をしようという甘い考え
は捨てた方が無難です。
*ソウル大学が作成した教師研修プログラム報告書が届いています。一部個人
情報に関わる部分を削除したものを会員に限り配布いたしますので、希望者は
切手代240円を同封、送付先住所を明記のうえ、以下にお申込みください。
  163-0726 東京都新宿区西新宿 2-7-1 第一生命ビル26階 
  国際文化フォーラム 小栗章 (tel. 03-5322-5211)
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 編集発行: 高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク (JAKEHS)
    Japan Association for Korean-language Education at High Schools 
  
 東日本ブロック(北海道、東北、関東甲信越)
   太田剛、武井一 
 西日本ブロック(北陸、東海、近畿、中国、四国)
   梁千賀子、左美和子
 南日本ブロック(九州、沖縄)
   山下敏裕、池上和芳 
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